「こころでつながるところから。」娼年 くりさんの映画レビュー(感想・評価)
こころでつながるところから。
例えお金の関係でも、
各シーンで思うのは
女子は体で男を受け入れる前に
お互いを理解してから
ひとつになりたい人が多いと
表現したい。のかな。
そこに、期待すると、
ビジネスな態度を感じた時の喪失感が
大きい気がするのは
現実すぎるかな。
作家が男なので、目線として
正しいかは意見の別れるところ。
コミュニケーションとして
sexを特別視しないドライな考え方が
できる人とできない人で
作品の捉え方がかわりますね。
同学生とのベットシーンは
女の子のやるせなさがきつい。
上手すぎると冷めるという
せつない別れが印象的です。
原作では、通報するくだりに
つながるんですが、
映画では、そのへんは曖昧な
扱い。
面白かったのは
出演する女子のカテゴリーが
幅広い。
女性の年齢に応じた魅力を
主人公が引き出していくのを
観察できるのも
本作品の楽しみ方。
くり様 こんにちは。
本作、松坂ファンの自分には公開を手ばなしで喜べない気持ちもあったのですが…公開記念舞台挨拶付きで鑑賞しました。
舞台版も観てしまっていたので、覚悟はしていたつもりですが
映画は本当に音が大げさについていて、やたらとリアルで
とにかく目をしっかり開いて全裸の松坂さんを見ることができず。
7割がた、直視できませんでした。
本音を言うなら、続編は希望しません。
公開を待っていたかのように、第三作目「爽年」が出版されていますが…
くり様が書いてるように色んな女性とその趣向が出てきますが、
彼女たちに共通しているのは、経済力と知性。
ルックス、知性、物腰、一流大学、若い身体、超高級娼夫であるリョウくんを買うに相応しい女性ばかりを浮き彫りにしている気がします。
そこが、少し残念です。
それでま、松坂リョウを求めて女性たちが劇場に通っています。
映画を観ている2時間だけ、リョウは自分のモノになるからでしょうか。
では、また。