「Holding tighter. コレがやりたかったんだよ!」パシフィック・リム アップライジング アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Holding tighter. コレがやりたかったんだよ!
全国の男の子(のみ?)を熱狂させたパシフィック・リムから早5年。ついにイェーガーが帰ってきました!監督は前作から変わってスティーブ・S・デナイト。ギレルモ・デル・トロじゃなくなって大丈夫かと不安になっていたのですが・・・十分面白かったです!
今までNetflix版「デアデビル」等を手掛けていて今回が長編映画デビューになるスティーブ・S・デナイト監督。ご自身も日本のアニメや特撮が好きらしいのですが、本当に好きでこういうのをやりたかったんだなって事がメッチャ伝わってきました。だって考えてもみてください。物語上最終決戦の地を日本にする必要性なんて全くないんです。それでも、わざわざ日本をチョイスしたのはロボットや怪獣の王国日本をリスペクトしているから意外に理由がありますでしょうか?わざわざガンダム出してるのも日本のロボットアニメ好きを強調している気がします。
前作からのキャラが扱い雑だったり、キャラクターが増えた割りに候補生とかひとりひとりの描写が浅かったり、ジョン・ボイエガの活躍っぷりに近年の黒人押しのムーブメントを感じたり、根本的にクリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッドは全然活躍しなかったり、中国市場への忖度があったり、ストーリーも確かに粗は目立ちましたが、個人的にはロボットと怪獣のバトルが見れて満足でした。パシフィック・リムですもの。大事なのはそこでしょう。
前作もアメリカではウケなくって中国でヒットしたようですし、そして例によって今作もアメリカではウケていないようです。でも続編作る気マンマンだったので、もう一作は頑張って欲しいものです。