「物足りないどころか、やや反感を覚えた」ヴィクトリア女王 最期の秘密 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
物足りないどころか、やや反感を覚えた
孝謙天皇と道鏡の関係を思い出しながら鑑賞。
たとえアブドゥルが人格者であっても、あそこまであからさまに重用すれば軋轢が起こるのは必定。しかも、英国王はイングランド国教会の長でもある。インドやイスラムの傾倒した思考や趣味を好むのはけして賢明ではない。例えば僕の場合、寺の子供たちがクリスマスにはしゃぐのには寛容になれても、天皇家の子女がICUに入学することに不快感があるわけで。
僕には、道鏡に溺れた孤独な孝謙天皇とダブって見えた。
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