「モーフィング」妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII 凪さんの映画レビュー(感想・評価)
モーフィング
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橋爪功のキャラがどんどん濃くなって、なんだか寅さん的進化だなと思っていたら、寅さん小ネタが続き、とうとうシーンごと寅さん化。
モーフィング(死語ですかね?)のようで面白かったです。
フラメンコとか墓問題とか、個々の事柄については淡々と観ましたが、むしろ後年観た時に意味があると感じます。
さて、今回は間(ま)を楽しみながら観ました。
ギャグの後の切り方とか、家族間での色々なタイミング。
特にミルクティを持ってくるタイミングは完璧で、心の中で声を上げました。
山田監督はもう評価どうこうではなく、作品を撮り続けて欲しいと思うのみです。
そんな気持ちですが、やっぱり面白かった。
親子断絶している身としては、帰省代わりのいい映画です。
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ハネケ監督の『ハッピーエンド』と続けて観たおかげで、いっそう居心地の良い家族映画として見ることができました。
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