マルリナの明日のレビュー・感想・評価
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『ソトアヤムウェスタン』ですね♥
オフ・ビートなタランティーノは、曲がりくねった山道を明るい未来未来へ向かって復習する。
アッバス・キアロスタミとタランティーノとジム・ジャームッシュをリスペクトしていて、大変に良かった。
単純に主人公の復習は。そして、朝を迎えて、さて。
追記 インドネシアってブタ食べないしょ?
まぁ、生首持って歩く女性見ても驚かないんだから、気にしない気にしない♥
カンヌとかベルリンとかベネチアとかアカデミーよりも東京の方が良いですね。もっとも、アカデミ●賞日本大会はマユツバだけどね。
追記2
ナシゴレンじゃなくて、クリエーターに敬意を称してソト・アヤムウェスタンでしょ。
闘わない限り搾取される
加害者と被害者のやり取りが一見淡々としてんのね。そこが恐い。
未亡人の家に男がやってきて『後から仲間が来る。金も家畜も全部もらう。時間があれば全員でお前を犯す』って告げるの。「逃げればいいのに」とも思うけど、逃げたって行くとこないんだよね。
それで仲間が来て、未亡人は夕飯を作って出すんだよね。『作れ』って言われたから。そうすると会釈すんの。「後でお前を犯す」「この人に犯される」って関係性なのに、会釈。恐い。
そこで未亡人は闘って、賊を返り討ちにすんの。犯されはしちゃうんだけど、最中に殺る。
すると未亡人は「正当防衛を証明する」って警察へ。この警察が使えなくて、守ってくれないんだよね。田舎だからしょうがない。インドネシアの広大な大地には警察力が及ばないエリアがあるんだよ。
それでも未亡人は闘って。未亡人の友達も最後は闘って。そして、未亡人の友達が新しい生命を得て、完。
女は闘わないと搾取される弱い存在であり、そこにつけ込む男は卑劣であり、それでも生命を産み出すのは女。
写真の良さに誘われて
黒澤映画のような雰囲気がある。思いっきり引いた画と朴訥とした台詞まわし。立ち姿は原野に映える。想像していたよりユーモアも入れてくる。緊張と緩和?しかし、サスペンスは全体的に足りない。女性にフォーカスした作品だけに、死と生が入り混じる血なまぐさい場面設定は興味がそそられたが、活劇はどうも控え目。ラスト次第でもう少し気持ちも上がったかもしれない。
初産のはずが超安産。旅程の距離感もイマイチ掴めない。馬で大丈夫か。旦那がミイラ化、臭くて住めたもんじゃなかろう。もう1人の男は何処行った?埋めるべきものを埋めずに立ち去ったようだが?少しディテールが雑で、割り引いてみても、ちとツライ。
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