「ゆっ...くりカメラが動いております」聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア ふるやるふさんの映画レビュー(感想・評価)
ゆっ...くりカメラが動いております
とてもジャパニーズホラー的雰囲気。
黒沢清作品を連想しました。
物語の全体像は、濁したまま、
とにかく不穏で不気味な空気感に、
観ている側は、
終始不安に駆られる。
ショッキングな映像はあるものの、
それを目玉にしておらず、
なんだか、舞城王太郎の小説のよう。
そんな表面的なことよりも、
怖いのってコッチでしょ?と、
言われているよう。
この監督さんの前作、
「ロブスター」もそうでしたが、
ラストシーンの切れ味がお気に入りです。
鑑賞中、3.5にしようかな?
と思ってましたが、
切れ味抜群のラストの余韻で、
星4つ、とさせて頂きました。
次回作も楽しみです。
コメントする