「残念な医学生たち2」フラットライナーズ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
残念な医学生たち2
1990年版の主演キーファ・サザーランドも特別出演!
基本のストーリーは一緒だが、それぞれの名前や過去の罪のエピソードがアレンジされていた。コートニー(エレン・ペイジ)は自分のミスで妹を事故死させてしまった過去があり、もう一度家族に会いたいと願っていた。それが動機とは思えないが、人々の臨死体験を聞くにつれ、科学的に臨死状態を体験したいという医学生的動機から発案する。空中を飛んだりして、ドローン技術も進んだもんだと思わせる浮遊感がコートニーの臨死体験だった。次にソフィア(カーシー・クレモンズ)、ジェイミー(ジェームズ・ノートン)と、臨死実験を繰り返すうちに、過去に犯した罪を見るようになる。徐々にドラッグが原因で見てしまう悪夢のような臨死体験。蘇生してからも贖罪の念が沸き起こってくる。
リメイクされて、現代的になったのはソフィアのエピソード。高校時代にクラスの優等生のヌード写真をSNSで拡散したという罪悪感が膨らんできたのだ。女性二人ソフィアとマーロー(ニーナ・ドブレヴ)はしばらくすると性欲が湧いてくるなど、どうしてもドラッグと結び付けたい作者の意図さえ感じてしまう。
過去の罪に対して謝ること。そんなことですっきりする自己満足作品。こんな医者には診てもらいたくないと感じること間違いなし!マーローが犯した罪は服用薬剤の相互作用をチェックしなかったことだったが、それをデータ改ざんして立件されなったというもの。その結末を曖昧にして終わるなんてモリカケ問題の未解決部分を思い起こさせる(笑)。それにしても、主役のエレン・ペイジが死ぬというのは驚きだった・・・
寧ろ、主役以外が死んでも良いと思いますけどね。緊張感が全く無い映画だと思いました。日本人受けしない映画だと思います。西洋の人って死ぬ事をなんとも思っていないのかなぁと思いました。