「ビリー・ジーンの真の敵はボビーにあらず」バトル・オブ・ザ・セクシーズ regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
ビリー・ジーンの真の敵はボビーにあらず
女子テニスの地位向上を掲げるも、内に秘めたセクシャリティに戸惑うビリー・ジーン。片や男性優位主義を掲げてモハメド・アリやアンディ・カフマンばりにビリーを挑発するも、私生活では妻に愛想を尽かされ四面楚歌なボビー・リッグス。
両者ともテニス界ではそれなりの地位にいながらも、裏では苦悩する者同士共通しているという描き方が面白い。そんな両者を支える人物の名がラリーというのも、なんたる奇縁か。
そしてビリーの真の敵はボビーにあらずという…
増量して役作りに挑んだエマ・ストーンはさすがの二の腕。そしてスティーブ・カレルの冴えるノリノリ小バカ演技。
久々に見たエリザベス・シューの顔はシワが目立っていた。でもそのシワが実にいいシワをしていた。
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