アバター ファイヤー・アンド・アッシュのレビュー・感想・評価
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IMAX3Dと相性抜群!
■ 作品情報
SF超大作「アバター」シリーズの第3作。神秘の惑星パンドラを舞台とし、今作は「炎」というテーマを軸に、新たにナヴィ同士の戦いが描かれる。監督: ジェームズ・キャメロン。主要キャスト: サム・ワーシントン(ジェイク・サリー役)、ゾーイ・サルダナ(ネイティリ役)、シガニー・ウィーバー(キリ役)、スティーヴン・ラング(クオリッチ大佐役)、ウーナ・チャップリン(ヴァラン役)、ケイト・ウィンスレット(ロナル役)、ジャック・チャンピオン(スパイダー役)、クリフ・カーティス(トノワリ役)、デヴィッド・シューリス(ペイラック役)。脚本: ジェームズ・キャメロン、リック・ジャッファ、アマンダ・シルバー。製作国: アメリカ。
■ ストーリー
前作から数週間後、元海兵隊員のジェイク・サリーとナヴィの女性ネイティリは、長男ネテヤムを失った深い悲しみを抱えながら、家族と共に生活を送っていた。そこに、「火」と「灰」を司る新たなナヴィの部族「アッシュ族」が出現する。彼らを率いる好戦的なヴァランは、再びパンドラに現れた人類側のクオリッチと手を組み、サリー一家に新たな脅威をもたらす。ジェイクたちは、パンドラの平和と生態系のバランス、そして家族の安寧を巡るかつてない激しい戦いに直面する。
■ 感想
今回もなかなか力の入った作品で見応えがあります。最近、IMAX3D作品が少ない中、本作はしっかり用意されていたので、迷わずチョイス。結果、これが大正解です。もはや言わずもがなですが、それでもどうしても言いたくなるほど、圧倒的なスケールと映像美に深く心を揺さぶられます。特にIMAX3Dでの鑑賞は、まさに没入体験の極致です。冒頭から息をのむような3D映像に酔いしれ、パンドラの世界が目の前に広がっているかのような感覚に陥ります。これほどまでに手間と費用をかけて作り上げられたCGの表現力は、もはや言葉では言い尽くせないほどです。まさに「超大作」という名にふさわしい映像美です。
ストーリーも非常にわかりやすく、心に強く訴えかけるものがあります。人間のもつ残酷さ、欲深さ、そして醜さが、ナヴィの視点を通して容赦なく描かれており、思わず胸が締め付けられます。ナヴィたちが自然を深く敬い、その恵みの中で生きる姿は、現代社会を生きる私たちが忘れかけている大切な何かを思い出させてくれるようです。今さら過去には戻れないとしても、彼らの生き方から学ぶべき教訓は多く、警鐘として響きます。
終盤に繰り広げられる総力戦のド派手なバトルも圧巻で、それを支える映像技術の進化には、ただただ感嘆するばかりです。197分というとんでもなく長い作品ではありますが、見応えある映像が退屈させません。とはいえ、内容的には前2作と似通っているところもあり、この尺ならもう一捻りほしかったところです。特に、新たに登場した「アッシュ族」についてはその背景や思想、その中で一族を率いるヴァランの思いなどを描いてほしかったです。そうすることで、同族同士の争いが現代社会にも通じる問題となり、さらに奥行きが広がっていくのではないかと思います。とはいえ、劇場で観るべき超大作に仕上がっていることは間違いないので、興味のある方はぜひご覧ください。
美しさは健在、驚きは控えめ
3D吹き替えで鑑賞。
上映時間は3時間半。
ドリンクはなし、トイレは事前に済ませる🍿🥤
始まってすぐ、
相変わらずのパンドラ。
青が深くて、光が柔らかくて、
それだけで「すごいですね…」と、半分ため息。🌊✨
物語に身を委ねながらも、
ふと頭をよぎる。
そう言えば、前作は反捕鯨映画だったな、と。🐋
どこか反日とも受け取れるような、
あの後味の悪さを味わったんだった…と、
記憶がじわっと戻る。
今回はそのあたり、だいぶアッサリ。
露骨なメッセージは薄め。
ただ、完全に消したわけでもなく、
どこかに野蛮さだけを残しているのが、
逆に引っかかる。🔥
物語は終始、予定調和。
「ああ、次はこうなるよね」という流れを、
丁寧に、丁寧になぞっていく感じ。🎬
正直、心を強く揺さぶられる瞬間はなかった。
その代わりにあるのが、
3時間半、ひたすら浴びせられる映像の暴力。
美しい、とんでもなく美しい。
でも、それ以上でも以下でもない。🌊🔥
そして、これはもう隠す気もない
明らかに次回作がある終わり方。
余韻というより、
「続くので、また来てくださいね」という
看板を見せられたような感じ🍿
感動は薄め
驚きも控えめ
それでも、映像体験としては十分。
――時間潰しには、ちょうどいい。
そんな距離感で観るアバターも、まあ悪くはない。
IMAX3Dで見るべき映画なのかな
正直第一作のような驚きと素晴らしさを感じることは出来なかった。一作目はまさにアバターで人間界?とアバターの世界をいったりきたりしていたが、ストーリー的に二作目からは惑星パンドラでの対立の話のみになってしまっておりさらに本作は二作目のまさに延長という感じで二作目で見た新鮮な映像も本作でもう一度見せられ、それ以上とはあまり感じなかった。
しかし、確かに3時間20分は長くは感じなかったが、期待していたせいか少し残念に思った。
急遽、鑑賞することにしたため、IMAX3Dでの鑑賞ではなかったのがそう思う原因なのかも。
ただし、好きな作品であることは間違いない。
絶対ドルビー3Dで観た方が良いです!
ハイクオリティな映像体験
前作「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」から直結する内容なので、前作の鑑賞は必携である。ただ、ドラマ自体は存外シンプルなので最低限の情報を頭に入れておけば難なく理解できよう。かくいう自分も細かい部分は忘れていたのだが、観ていくうちに段々思い出して問題なく楽しめた。
何と言っても本作の売りは美麗な映像。これに尽きると思う。第1作製作時からキャメロン監督は3D映像にこだわっており、奥行きのある画作り、架空の惑星パンドラの緻密な世界観、迫力のアクションシーン、どれをとっても見事な出来栄えである。最高の映像体験をすることが出来た。可能であればIMAXのような大きなスクリーンでの鑑賞がベストであろう。逆に、映画館でなければこの興奮は半減してしまう。
一方、ストーリーは前作同様、異人種間の友愛、家族の絆をテーマにしながら展開されていく。
今回はジェイクと宿敵クオリッチ大佐の愛憎、その狭間で揺れ動くスパイダーの葛藤が見所である。スパイダーは本作で”ある変化”を見せるが、それを巡って描かれるジェイクの”選択”が個人的に本作のハイライトだった。
そして、亡きグレース博士のDNAを持つナヴィの娘キリとスパイダーの関係が本作では大きくフィーチャーされている。これは第1作におけるジェイクとネイティリの関係に重なって見えてくるのが面白い。果たして二人の今後はどうなるのか?全5部作が想定されているので、次回はそのあたりがポイントになってくるのではないだろうか。
また、キリ自身に秘められた謎も今回は大きくフィーチャーされており、ここも本作のもう一つのトピックと言っていいだろう。
正直、前作はかなりストーリーに物足りなさを覚えたのだが、それに比べると今回は幾分ドラマが充実しているという印象を持った。
ただ、流石に3時間以上の上映時間は、どう考えても長すぎである。実質アクションシーンを見せるためのプロット展開であり、この内容なら2時間くらいが妥当ではないだろうか。
展開が雑な個所も目につく。特にクオリッチ大佐はジェイクと共闘したかと思えば、次のシーンでは敵対したり、行動に一貫性がないのが困りものである。ラストの彼の行動も解せない。
他に、兄の死を乗り越えるロアクのドラマや、新ヴィランであるヴァランのドラマも中途半端なままである。この辺りは次作に持ち越しとなるのかもしれない。4作目は2029年公開予定ということは決まっているので、気長に待ちたいと思う。
壮大な一大叙事詩の第3弾。
パンダを見に行くか、アバターを観に行くかで…悩んでたため
IMAXのチケットを取り損ない
改めてIMAXの偉大さを痛感しました。
池袋のグランドシネマサンシャインにて、グランドシネマサンシャインが提唱するBESTIAで観賞。
前作の「ウェイオブウォーター」は
IMAXで観賞して、没入感が半端なかったが…
やはり、BESTIAは映画を観てる感は最後まで拭えなかったので
無理してでも、日を変えてでもIMAXがお勧め!
さて…
ストーリーに捻りが無いとかってレビューが目についたのですが
5部作の3作目です。
恐らくは…
5作品で一つの作品ではないかと思いますので、ストーリーとしても
いろんな面での展開は有りましたし、大事な場面もいっぱいありました。
ハイレート映像なので
画質はめちゃくちゃいいのですが
個人的には、ずっとハイレートだと目が疲れるなぁって感じはありましたね。
BESTIAとはいえ…
流石のアバターなので、他の作品に比べると没入感はかなり高いレベルです。
3時間17分もスピーディーな展開で
飽きることなく観れます♪
全篇通して
ストーリーに関しての感想は
いろんな意味でアメリカな映画だと思いました。
人によって感じ方は様々だとは思いますが…
星の意思が「殺戮」とは思えない。
ので…
このパンドラという星の構造が今後、どのように展開されていくかで印象は変わるかもです。
スピ系の方ならわかると思うのですが…
星の意思が人に加担するようなら、地球の意思は、どうなんだろうとか考えたり…
あと…
メッセージ性として
捕鯨反対運動のようなものも…
ビーガン至上主義的なものもチラホラ…
私も個人的には捕鯨は
あまりいい印象は無いので…
なるべくクジラは食べませんが
牛も豚も鶏も食べるので…
クジラを食べる人にナニも言いません。
食べちゃダメとも言いませんし
人を食べる人が居ても、ナニも言いません。
けど…
その、なんていうか…
思想の押し付けっぽい部分に
なんとなく鼻につくというか、気になった部分ですね。
このお話は、「海」がとか…「山」がとかではなく…
ホントに
ジェイク家族のお話だと思います。
親子の話とか
どっかから、拾ったヤツとか
自分達が家族と認めれば家族。
そして…
自分達の判断で
生命の主査選択をする。
そういうのも含めて
アメリカっぽいなと思いましたけど
見所はいっぱいなので…
現実逃避にもってこいの素晴らしい映画でした。
見終わって、席を立つと
ちょっと3D酔いしました。
あ…因みに
IMAX3Dでみるからこそのアバターです。
これ…
普通に2Dで観ても
たいした映画じゃないかもですよ。
IMAX3Dで観ないなら
配信でいいかも(笑)
多様な人との共存
ある意味でキャメロンの集大成(毎回だけど)
やっぱり付き合うぞ、という気持ちで観に行く。前のがなんの話だったかほぼ記憶にないがまあいいか、と。
正直この異世界の描写はそんな凄い〜とか好き〜とかはない。もう慣れちゃったのかもしれない。けれどどう撮ってたりするんだろうと言うのは本当に思う。技術的にも唯一無二なんだな、と思う。
そしてやっぱりキャメロンだな、というところはしっかりキャメロン。今どきこんなしつこくチェイスしたり対決する映画はほとんどない。時間のほとんどがそこに使われるのは嫌いじゃない。特に今回はスパイダーを巡る争奪戦みたいな仕掛けでまあ言ってみれば「隠し砦(スターウォーズ)」。脱出させる側と追う側の突破劇。急襲から森に落下してからの脱出劇あたりの動きが何を観てるのかってくらい素晴らしい。あのデカくて手足の長いのが集団で森を行くのは相当怖い。そして出てくるヴァランというキャラクターが相当強烈でかなりエロティックで魅力的。そう思いだすとどれもこれも区別つかないなとか思ってる青いのがかなりのキャラができてることに気づいてのめり込めるようになっている。そしてやっぱり砦「基地」の脱出劇は本当に魅せるな、と思う(ついつい「エイリアン2」を思い出す)。
そして最後の戦いは前作もそこだけでも十分面白いのは今回も。
そしてキャメロンってミリタリーマニアだし、とか思ってるけど、このシリーズでは軍隊がとてもバカに描かれてるのが好き。もう皆殺しにしてしてしまえというあからさまなバカっぷり。ほぼラピュタの軍隊のような。なのでやっちまえ!という気分になり、軍隊が虫ケラのように死んでくのは素晴らしい。そして敵役のクオリッチとジェイクの戦いは「T2」を思い出して最後とても面白い宙吊りになるが、最後どうするかな〜と思ったらなるほど、という新しい落下があってよかった。
でももうそろそろ別のキャメロンが見てみたい。
ノーランがやるような題材のキャメロンを。
欲深い観客のひとりとして… そして2回目を鑑賞して感想に変化が⁉︎
【追記②】2025.12.25
つくづく私はキャメロンの作品が好きなのであろう…⁈今回は4DXでも鑑賞した。そして最高であった。それはまさしくテーマパークのアトラクション以上である。それが3時間以上続くのだ(嬉しい悲鳴)。空では風を受け海では水を浴び他部族からは炎を受け映画の中に入って自らも体験していた。IMAXとは全く違った映像体験である。2回目の視聴であったが本当に新しい作品を観ている気分であった。無性に楽しかったのだ。
1回目の視聴では前回迄の焼き増しと思っていたがそれだけでは無かった…。ジェイクと次男との苦悶、クオリッチとスパイダーの関係そしてジェイク・ネイティリとスパイダーとの絆に至るまで。1,2作目より、より濃厚な家族関係となり物語りに重みと厚みを増して行く…。。そしてジェイクが苦悩と葛藤の末決断した事とは⁈
1回観ただけでは分からないそれぞれの機敏な心の動きや気持ちの変化を感じる事が出来た。次は他のレビュアーさんも言っている初ドルビーシネマで字幕体験をしようと思う(どんだけ好きなん⁇自ら突っ込みw笑)。…だって映画が好きだから
*注意⚠️ 4DXは上映時間が長いのと結構揺れるので映画を観る前の飲物の量(尿意)と持ち込む飲食物には十分に注意して下さい。かなり溢れます…。
《評価点数も"4.0"→"4.5"へ》
【レビュー】2025.12.20
『余りに期待し過ぎてしまったのかもしれない……』
なんの気無しに新宿の映画館に入って観た初代"ターミネーター"の衝撃‼︎ 戦う女ランボーの"エイリアン2"の驚き‼︎ あの進化したサイボーグと秀逸のラストの"T2"の驚嘆ぶり‼︎ 少女漫画の世界から抜け出て来たやさ男のイケメンぷりっの"タイタニック"の感動‼︎ そしてあの全くの未知の世界の"アバター"(第1作)の驚愕の衝撃と感動‼︎
その第1作"アバター"が突き出た評価5以上であれば"ウェイオブウォーター"は評価4.5でありこの"ファイヤー&アッシュ"は評価4となってしまうのである。人とはなんと贅沢な者(ある意味罪人)であろう… どうしてもそれ以上を求めてしまうのです。。
あっと、レビュー前に一言「え⁇」(笑)「エンドロール後は何もないので席を立っても大丈夫です!」
・・・
IMAX 3Dでの鑑賞であったが、、、とても面白かったのだが、、、、又いつもの最後は地球人対ナヴィそして最後の最後は地球人対エイワとなるのである。このパターンもいつも同じでありご都合主義となっている。この点は非常に残念である。
キャメロンは我々にいつも新しい世界を魅せてくれた。しかしアバターは5話完結の物語りときいているのでもっと違った終わり方が出来た筈である。新しいキャラクターも出ていたので是非違うラストが観たかった…。。そして第4話へと続く物語りが観たかった…。。のだ!
だっていつもジェイクとクオリッチの死闘で終わる展開は同じでありそこから抜け出ていないのだ。観客は全く違う物語りが観たいのだ。ある意味大変贅沢かも知れないがパンドラの世界の新しい側面を観たいのだ。それを期待していた者としては物足りない作品となってしまった。。
【追記】
今回はIMAXでの鑑賞であったが没入感とアトラクション感を味わうなら、4DXが最適だと確信した!水あり炎あり風ありなので是非、体感型劇場での鑑賞がお勧めです‼︎ それはまるでテーマパークでの体験に匹敵するかそれ以上の体験になる事間違いなしである。
3000円越えの価値はあります!ストーリーはちょっと微妙ですが…
シリーズ第3作となる本作。
IMAXで鑑賞すると、3D眼鏡やハイフレームレート料金込みで3,000円を超える価格になりますが、それに見合った圧倒的な映像体験が用意されています。
<ヴィジュアル>
前作でも驚異的だったCG表現は本作でも健在で、美しい背景描写、豊かな表情を見せるナヴィ族、個性豊かな動物たちに至るまで隙がありません。表情筋の動き、筋肉のしなり、人に揺らされる植物の挙動まで丁寧に作り込まれており、まるで現地で撮影してきたかのようなリアリティです。
ハイフレームレートによって映像は非常になめらかで、スピード感あふれるアクションを“ぬるぬる”とした感触で楽しめます。
特に終盤、空と海の両面から展開される全面衝突の戦闘シーンは、迫力・情報量ともに圧巻でした。
一方で短所もあります。通常の会話シーンにおいても動きが滑らかすぎるため、本来なら些細な身じろぎで済むはずの動作が、過剰なリアクションとして映り、やや冗長に感じられる場面がありました。それでも総じて見れば、映像表現としての完成度は非常に高いものです。
久々に3Dで鑑賞しましたが、いわゆる演劇の書き割りのような“デコボコ感”はなく、キャラクターと背景の境界を自然に強調する立体表現になっています。冒頭10分ほどは違和感が凄まじいものの、次第に慣れ、奥行きのある映像世界に没入できました。
眼鏡ユーザーにとっては「眼鏡オン眼鏡」になるため重さは気になりますが、個人的には許容範囲でした。
<ストーリー>
一方、ドラマ面は正直合いませんでした。
主人公ジェイクは「軍人」と「父親」という二つの立場の間で揺れる人物ですが、父親として向き合うべき場面では軍人として叱責し、軍人として判断すべき局面では父親として優柔不断になるなど、判断が噛み合わない場面が多く、彼を軸としたドラマに感情移入しづらかったです。
また、主要キャラであるジェイクとクオリッチ大佐は、昭和初期的とも言える古い父親像として描かれており、加えてRDA社の大半はステレオタイプな悪役に留まっています。
単純なポップコーンムービーとしてなら分かりやすくて楽しめるのですが、本作はインディアンと白人になぞらえた、西部開拓時代の戦争を想起させる物語としても読めてしまう為、テーマの重さと描写の単純さにズレを感じました。
おそらく幅広い客層を取り込むために、多層的な物語を目指したのでしょう。しかしその結果、大衆向けとしては説教臭く、シリアスな作品として見ると脚本が粗く感じられ、構造的にうまく噛み合っていない印象を受けます。
加えて、ジェイクと大佐の対決も展開がワンパターンで、新鮮味に欠けました。
物語面では不満が残るものの、他に代えがたいヴィジュアル表現とスピード感あふれるアクションを体験できる、極めて稀有な映画であることは間違いありません。
“映像体験”として観るのであれば、間違いなくトップクラスの一本です。
悪役のクオリッチ大佐と女族長、そしてスパイダー
本作は『アバター』シリーズの第3作目ですが、単なる続編というよりも、シリーズの性格を一段変化させた作品だと感じました。
主人公ジェイクの物語というより、「敵と、その子ども、そして敵になりきれない存在」を軸に据えた倫理ドラマとして成立している点が、非常に印象的です。
1作目、2作目ともにIMAX 3Dで鑑賞していますが、とくに2009年公開の1作目は、IMAX 3Dとして初めて観た映画であり、フルCGによる圧倒的な立体感と没入感は、映画史的な体験として今でも強く記憶に残っています。
正直に言えば、あの最初の衝撃を超える体験を期待すること自体、すでに不可能に近いと思います。
そうした前提を踏まえて本作を観ると、映像表現の水準はすでに「驚き」を競う段階ではなく、「どこまで破綻なく更新できるか」というフェーズに入っていることが分かります。観客側もある程度構えている中で、それでも本作は非常に高い完成度を維持していました。
一方で気になった点として、フレームレートの違いによる映像の質感があります。
空中生物による追撃戦など一部のシーンでは、映画特有の24fpsではなく、高フレームレートが用いられているように感じられ、ややゲーム的、あるいはAI補正がかかったようなヌルヌルした印象を受けました。
ただ、この違和感は観ていくうちに次第に薄れ、最終的には演出として受け入れられる範囲に収まっていたと思います。
世界観については、従来通り白人社会から見たネイティブ的自然観やニューエイジ的神秘主義が色濃く反映されています。
とくにキリというキャラクターは、父を持たずに生まれ、自然神エイワと直接つながる存在として描かれており、キリスト教的な救世主像を明確に想起させます。キリスト圏の観客であれば、ほぼ誰もが気づく構造でしょう。
幻想的ではありますが、その幻想を神話として徹底的に磨き上げる手腕はさすがだと感じました。
しかし、本作で最も評価したいのは、ヴィランが非常にはっきりと立っていることです。
今回、最も印象に残ったキャラクターはスパイダーでした。
彼はナヴィでも人類でもなく、英雄でも悪でもない、どこにも完全には属さない存在です。その曖昧な立場が、そのまま物語の推進力になっています。
実の父であるクオリッチ大佐も、単なる侵略者や悪役ではなく、「父であることを捨てきれない敵」として描かれています。ジェイクと殺し合う関係にありながら、スパイダーの存在によって感情が揺さぶられる構図は非常に巧みでした。
さらに、アッシュ族の女族長という第三の敵役が加わることで、「善=ナヴィ、悪=人類」という単純な構図は完全に崩されます。
この三者が物語の軸として明確に立っているため、ストーリーは終始引き締まり、曖昧で輪郭のぼやけた悪役が登場する作品とは一線を画しています。
個人的に、面白い映画には必ず魅力的なヴィランがいると思っています。
スター・ウォーズにおけるダース・ベイダー、ガンダムにおけるシャアがそうであるように、敵が立つことで主人公側も際立ちます。本作はその原則を非常にうまく体現していました。
また、全編CGで描かれているにもかかわらず、情報過多による疲労感や眠気を一切感じなかった点も特筆すべきです。
キャラクターごとに動きや表情、感情のリズムが明確に区別されており、「誰が今なにを背負っているのか」が常に分かる作りになっています。名前を正確に覚えていなくても、関係性だけで人物を思い出せる点は、脚本と演出、キャラクターデザインの総合的な完成度の高さを示しています。
キリを演じているのがシガニー・ウィーバーだと知ったときは驚きましたが、年齢という制約を超え、演技の核だけを抽出できるCG表現だからこそ成立するキャスティングだと思います。むしろこの配役によって、キリという存在の「人間を超えた視線」が強く印象づけられていました。
『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』は、もはや映像技術の驚きを競う映画ではありません。
その代わりに、敵と味方、血縁と非血縁、善と悪の境界を揺さぶる倫理ドラマとして、シリーズを一段深い場所へ押し上げた作品だったと感じました。
鑑賞方法: IMAX 3D
評価: 88点
壮大なスケールのSF超大作第3弾
先の戦いで海の部族と共に近代兵器で武装した人間たちを撃退したジェイクたちだったが、その戦闘の中で大切な長男を失ってしまう。妻のネイティリは夫を責め、次男は自分のせいだと落ち込み、絆を大切にして来たジェイクたち家族の仲にもヒビが入って――
パンドラという未開の惑星に資源開発の為に侵攻してきた地球人と先住民族ナヴィとの戦い。その間でナヴィの身体に人格を移したジェイクを主人公とした2009年の1作目。
舞台を海に移して海の部族と共にクジラのような海洋生物を守るために人間たちと再び戦った2作目(2022年『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』)
そして今回は他の部族と敵対し地球人側に協力する火山に住まう炎の部族が登場し、戦いは更に混迷を深めていきます。
架空の惑星とそこに住む先住民族や動植物などすべてを創造した世界観と映像は幻想的でまさにSF超大作と言えます。
因縁のライバル、クオリッチ大佐やその息子でジェイクの養子となった地球人スパイダーの複雑な関係、さらには新たな炎の部族も出て来てストーリーは二転三転。
さまざまな生物と近代兵器が入り乱れる戦闘シーンも迫力満点。
3時間超の上映時間でボリュームもたっぷりです。
4作目や5作目も予定されているとか。
アバター人気はどこまでも続いて行きそうです。
4Dx3dで鑑賞 戦闘シーン最高
ネイティリがカッコいい
バランとのガチ対決良かった!
女性が強い映画 大佐が悪代官
なんだかんだキャメロンだよね
色々評価あるけどアバターにしかない
世界観があるし、見応えもある。
4があったらやっぱり見に行く
キャメロンを応援したいから
ロンド形式
待ちに待ったシリーズ3作目ですが、できるだけ期待値を下げて観賞しようと思いつつ、ついつい期待してしまいました(笑)。1作目(09)がツボにはまった大好きな作品だったがため、2作目「ウェイ・オブ・ウォーター」(22)にはさほど新鮮味が感じられず、それと同じことにならねばいいが…、という予感はほぼ的中してしまいました(汗;)。好みの問題ですが、映像美よりも物語の意外性や新たな視点といった部分を期待してしまうと、物足りなく感じてしまうのかもしれません。いわば音楽でいうロンド形式のように、美しい旋律を繰り返しながら何度も味わうシリーズなのでしょうか。そう考えてみると、同じパターンで50作も作られた「男はつらいよ」が毎回面白いのと何が違うのか、自分でもよくわかりません(苦笑)。映像の迫力やリアルさでは本作には遙かに及ばない「もののけ姫」(97)の方が観ていて躍動感があったり、善悪と父子関係を絡めて争うという王道ストーリーという点で類似している「スター・ウォーズ」シリーズには、作品ごとのカラーがあって面白みがあるようにも思えます。環境破壊と資源奪取をし尽くした地球人が新たな資源を求めてパンドラの探索を行い、原住民ナヴィが守ってきた自然からの搾取を画策するという構図は、人類の歴史そのものであり、今日的な重要テーマでもあるので、4作目が作られればきっとまた観に行くとは思います!それはそれとして、これだけの超大作を作り続けるジェームズ・キャメロン監督の情熱には頭が下がります。
マンネリ気味だが相変わらず映像は凄い!
一言で言うと2を面白くリメイクしたような作品でした。
映像が相変わらず凄いです。映像の美しさだけで見る価値は十分にあります。
ストーリーも安定しているので、1、2を面白いと思った方は今作も楽しめるかと思います。
時間も3時間越えとたっぷり楽しめるボリュームになっていて、お得感もあります。
悪い点としてはシリーズとしても1本の映画としてもとにかく長いです。1なら新鮮味もありましたが、3作目ともなると展開もマンネリ気味で、苦痛ではないにしろあまり感動も出来ず。最終作ならおそらく色々と生物やら新たな設定やらを出し惜しみせずに出せるのでしょうが、まだ中盤ということで長い割に新しい話がそこまでありませんでした。
敵が弱いのも少し気になります。人間のほうが武力では明らかに優れているのに、あらゆる乗り物がガンダムの戦艦のように役立たずに見えます。
あと反捕鯨を続けるのも飽きたのでそろそろ他の知的な生物出しませんか?鯨以外の他の生物は結構使い捨て感もあって、倫理観?もよく分かりません。ナヴィと人間の戦いではなく、惑星パンドラと人間の戦いに早く進んで欲しいです。
作品とは関係ありませんが、3D映画を3時間見ると目が痛くなるので気をつけてください。
話があまり面白くなかったので星は3.5ですが、映像が段違いなので見てほしい映画ではあります。
おすすめ出来る方
アバターシリーズが好きな人
美しい映像を見たい人
おすすめ出来ない方
アバターに飽きてきた人
あっとう圧倒的映像美
圧倒的な美しい映像体験だけ
もう今年は映画館には行かないつもりだったのに😑
あれだけ来年に観る予定だったのに😑😑😑
本日より公開『アバター ファイアーアンドアッシュ』を気付いたら観に来てしまっていた💦
その通り、マ王は我慢というのが出来ない🌀
今年最後の大作を年内に消化出来ないのはマ王にとってはストレスなのであった😋
さてレビュータイトルにも書いてあるが、映像に関しては表現出来る範囲での最高峰の美しさだと感じました✨
また人生2度目の3Dでの鑑賞でしたので、その部分でも充分に映像を堪能させてもらいました👍
が、肝心の物語の方はグズグズというか焼き回しというか前作や前々作と大して変わっていない⤵️
大まかな展開としてはクライマックスのバトルへと繋げる言い訳を並べてるだけで、美しい映像を魅せる為の装置の役割り以外無い😬
また人間vsナヴィ(惑星パンドラの先住民族、主人公がいる)vsマンクワン(別名アッシュ族かつ盗賊)という三つ巴の戦いだとは思わなかったので、マ王としては少々ズッコケました💨
てっきり前作のオトシマエとして海の民メトカイナ族を追われ新しく火の民の村へと行く家族の流浪の旅の物語と思ってたので、拍子抜けしたかな😫
ただし、コレはマ王が勝手に期待していただけなので作品に悪意は無いのだが、もっと良い形で期待を裏切ってほしいトコなのにストーリーが在り来り過ぎて別の意味で裏切られました😭
テーマは「人種」なんだろうけど、あまりにも露骨過ぎて興醒めしてしまうのよ。
惑星パンドラの先住民はインディアンを意識して描かれてるし地球人に至ってはまんま侵略者の白人そのものである。
ストレートに台詞で「頭皮を剥いでやる」と出てきたので尚更だった。
またパンドラの先住民の肌が総じて青や緑がかった色なのも「レッドスキン」と言われる(アメリカでは人種差別の言葉)インディアンとの対比に繋がっている。
だとしたら本シリーズの根幹は宇宙を舞台にした単なる西部劇なだけなのでジェームズ・キャメロン監督が「子供の頃から考えてた」という物語の底が知れてしまうんじゃなかろうか。
全5部作の丁度折り返し地点の本作なのだからして、もっと新しい視点を用意してくれると期待したが見事な肩透かしを喰らった気分です。
また反戦映画とは完全真逆な発想なので「暴力には暴力を」みたいな軍人脳は『果てしなきスカーレット』を観た後のマ王には得心いかなかったんだが、そもそも惑星パンドラの連中は総じて交戦が好きみたいな気がしないでもない。
それはバックに「エイワ」という存在があるから「死んでもまた会える」的な安心感の所為なんだろうけど、コレも一部の過激なイスラム教や旧日本軍にあった聖戦思想を匂わさずにはいられない。
なのにサブキャラのトゥルクンなんて反捕鯨運動そのまんまだから観ていてマ王は首を捻るしか無かった。
一部は平和的解決を望む連中もいるんだけど最終的には「エイワ」も暴力手段に打って出るしで、基本は武力解決驀地な映画ですわ。
これはネタバレになっちゃうかもだけど、最後に惑星パンドラにおける天国みたいなシーンがあるのよ(ネタバレに考慮した発言)
その場面を観た瞬間「あれ?『タイタニック』のラストじゃん」と思ったのはマ王だけかいな。
考えてみればジェームズ・キャメロン監督も映画『タイタニック』を完成させた当時は43歳。
『ターミネーター2』の成功で一番脂が乗ってる頃の手腕を御年71歳の老人が維持しているのかは甚だ疑問だ。
何処かでも書いたけどクリエーターとは難しい職業で感性を維持しないと一撃で見捨てられる立場にいるのよ。
監督自身も「本作がヒットしなければ打ち止め」みたいな発言もあったとか。
珍しく自分の能力が低下してるのに気付いてる方なのかなぁって感じたりもしたが、果たして次回作は期待に添うような作品を用意してくれるのだろうか?
上映時間はなんと197分もあるんだけど不思議と長さは気にならない🤔
そこはジェームズ・キャメロン監督のお家芸なのかもしれないが、内容的には映像以外は大して面白味は無い🙄
上記した通りの「スピリチュアル系西部劇」の映画なのでマ王としての評価は映像だけです😆
惑星パンドラで観光気分を味わいたいという方なら3Dでの鑑賞を推奨しますが映画『アバター〜』を物語として楽しみたいなら如何なものかってトコかなぁ😅
実は本年最後の映画ではないのよ、コレが😳
この後にもう1本観てきたのねマ王🤣
映画バカ万歳ですわ😂
映画館での鑑賞オススメ度★★★★☆(3D限定)
案外ストーリーが渋滞してる度★★★★☆
マ王的に『アバター〜』はもう満腹度★★★★★
3D字幕版
初回作は本当に斬新で映画の新時代を予感させる傑作だった。
ところが、その後一気に進むかに思われた3D化の流れは停滞し、
吹替版を観ない私にとってはほぼ縁のないものになってしまった。
ずいぶんと時を経て唐突に作られた2作目は1作目には遠く及ばず、
あのまま終わってくれていた方が良かったと思わせられた。
そして本作、随分前から大々的に予告を流していたものの、
個人的には余り興味をそそられず映画館で観るべきとも思っていなかった。
それでも今日足を運んだのは字幕版の3Dがあったからに他ならない。
久しぶりの3Dはそれなりに楽しめたが、
初回作の2Dの方が遥かに印象的で心躍るものがあった。
ストーリーも単調で特に序盤はテンポも良くなく、ウトウトしてしまった。
全体的にトーンが暗めで、未開の地の原住民の紛争に先進国が介入するような
そんなイメージがずっと心に浮かびファンタジー感はほぼなかった。
作り手の努力の割に観賞者の受け取るものはそれほどではない。
但し、終盤の戦闘シーンは迫力があってかなり挽回できたか。
これで決着とは思うが、続編があってたとえそれが3D字幕版であっても
私は映画館で観ることはないだろう。
前作同様ナショナルジオグラフィックみたいなもんだという心構えで観に...
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