「アメリカ中心の価値観」アバター ファイヤー・アンド・アッシュ Ghiさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカ中心の価値観
クリックして本文を読む
エイワはアメリカにとっての理想のアメリカ社会を象徴しているのではないでしょうか?様々な人々が中にいますが、差別偏見が無く民主的に物事が決定される世界です。
そのように考える理由は、人がナヴィを攻撃した時にキリたちの協力の願いは聞き入れられませんでしたが、人がエイワを攻撃すれば速やかにエイワは人を攻撃したからです。
これは2000年代のワールドトレードセンターへの攻撃や日本の真珠湾攻撃を想起しました。私の空想ですが、あの時エイワの中では民主的な手続きで応戦が可決されたのではないでしょうか?
映画の最後にスパイダーがエイワに迎え入れられますが、あれは肌の色が違ってもエイワに賛同するものは迎えられる多民族国家の象徴です。
そうだとすれば、エイワに賛同しないものはどうなるのでしょうか?人のように攻撃対象になるのかもしれません。
アバターのテーマは異文化理解だと思うのですが、自分の意に沿わない者への暴力が気になるのです。
また捕鯨のシーンも気になります。日本は2019年に国際捕鯨委員会を脱退し商業捕鯨を開始していますが、欧米の鯨は特別な存在という価値観と対立していると言っていいでしょう。
鯨たちが捕鯨者たちに反撃するシーンを見てやはり価値観の違う者への力による措置が気になりました。
アバターのテーマが異文化理解でなければ気になるようなシーンではないのですが、映画の全体的にアメリカ中心の価値観が入っているような気がして、テーマとの齟齬という点から得点を付けました。
ちなみに美麗なグラフィックなど、エンターテインメント性のみを考えれば面白い映画だと思っています。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
