「詰め込みすぎて前作と被ったのかな?」アバター ファイヤー・アンド・アッシュ しめじさんの映画レビュー(感想・評価)
詰め込みすぎて前作と被ったのかな?
まず嬉しい点として、更に進化した映像美、そして、新しい登場人物のヴァランは本当に魅力的でした。
微妙だなぁと思った点として、ストーリーは結構詰め込み気味なうえ、前作との被りも多かったことです。
スパイダーがパンドラの環境に適応するくだりは、あまりにもアッサリしていたので物足りなく感じます。
呼吸の点からサリー家に強い負い目を感じているなど、本人の心象描写がもっと強く描かれていれば、これは車椅子から解放されたジェイクのシーンに匹敵するカタルシスを得られるテーマだと思います。
新キャラのヴァランは圧倒的魅力を放っているにも関わらず、早々に強モブのような立ち位置に落ち着いてしまいましたし、
最後の戦闘に関しては、前作同様、軍の作戦とトゥルクン狩りが交錯して行われるので、既視感はもとより、人間サイドの戦闘理由がぼやけて感じました。
一作目の様な人類存続に駆ける必死感が、トゥルクン狩りから来るマネーゲーム感描写で薄れている気がします。
また不戦を貫くトゥルクンが参戦するくだりは、脚本の為に痛めつけられたとしか思えない、凄惨な負傷を負ったキャラが見世物の様にいきなり登場し、没入感が一気に削がれました。。。
パヤカンとの馴れ初めが描写されていれば、感情移入できたのですが、これではまるで参戦理由の為の小道具扱いです(争いが争いを呼ぶという訓戒が崩れる理由としてもいまいち腑に落ちなかった)。
こんな感じで、映像描写やヴァランなどのキャラクリエイトに満足だったものの、物語的には前作、前々作よりもイマイチに感じました。
個人的にはヴァランやエイワ、パンドラの自然に焦点を当てた物語だったらもっと良かったんじゃないかと思います。
PVで灰の山が描写された時、パンドラにはまだ見ぬ世界がある!と世界の広がりにワクワクしたのですが、今作でもジャングルと海の描写が大半でしたので、ストーリーの重複も相まって、なんだか急に狭い世界の話に感じてしまいました。
ダラダラと批判的な感想を書きましたが、唯一無二の世界観を持ったシリーズとして大好きなことに変わりはありませんので、次回作も楽しみにしています。
余談ですけど、絶対キャメロン監督は平成ガメラシリーズが好きだと思う(笑)
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