「90点/☆4.0」アバター ファイヤー・アンド・アッシュ 映画感想ドリーチャンネルさんの映画レビュー(感想・評価)
90点/☆4.0
まず最初の想いは一つ。
「お願い、おしっこに行かせてあげて!」
観ているこちらも必死に我慢しているんですもの、そこはもうお互い様ですよね(笑)
今作は3時間30分。物語と向き合う覚悟はもちろんですが、それ以上に「己の膀胱との静かな戦い」を強いられる超大作。
監督は『タイタニック』や『ターミネーター2』など、時代を塗り替える伝説を打ち立ててきた名匠ジェームズ・キャメロン。
世界を驚愕させた前作『ウェイ・オブ・ウォーター』の直後から始まるアバターシリーズ第3弾。
新たな「炎」の物語が幕を開けます。
前作の「水」の美しさから一転、今回は「灰の民(アッシュ・ピープル)」が物語の中心に。家族に課される新たな試練、そして極限まで試される絆。
壮大なサーガは、より深く、より熱く、その歩みを進めます。
これから劇場へ向かう方へ、一つ目は予習が必要ということ。
長尺なのに、親切な振り返りや解説はほとんどないため。
キャラクターの名前や前作の流れを忘れていると、情報の濁流に置いてけぼりにされてしまうかも。
私は予習不足で序盤の30分は「あれ、この人誰だっけ?」と必死で記憶を辿る、なかなかしんどい時間を過ごしてしまいました。
二つ目は吹き替え版がオススメです。
上映時間が長い分、字幕を追い続けるのは想像以上に目が疲れます。何よりこの作品は、理屈ではなく「映像を浴びる」映画。
字幕に気を取られず、画面の隅々まで堪能できる吹き替えがベスト。話題性だけのタレント起用はなく、実力派の声優さんが揃っているので、安心してその演技に身を委ねられます。
私は3D吹き替え版で鑑賞。
率直に言って本当に凄かった!
圧倒的に前作より好きです。正直に白状すると、3年前の2の内容は壮大な物語でしたが、あまり印象に残っていませんでした。しかし、今作を観ているうちに断片的な記憶が呼び起こされ、気付けばこの世界の虜になっていました。
ただ、手放しで「ストーリーが完璧」と言うつもりはありません。今作もシリーズ特有の大河ドラマ的な重厚さはあるものの、どこかで既視感のある焼き直しのような展開に少し食傷気味になってしまう瞬間も。
けれど、そんな小さな不満さえも一気にねじ伏せてしまうほど、キャメロン監督が創造した世界の強度は凄まじかった。
新たに現れた灰の民の息遣いや、異世界の生き物たちが織りなす神秘的な映像美。それは単に映画を観ているというより、浴びているよう。
自分もその世界の一員としてパンドラの大地に立っているような、得も言われぬ没入感。
まだ誰も見たことがない。未知なる星の底知れぬ世界観に、ただただ圧倒される。
そこには、物語という枠組みを軽々と超え、ジェームズ・キャメロンの脳内をどこまでも泳いでいるような、映画館でしか味わえない至高の時間が存在する。
理屈よりも未知なる体験を求め映画館へ。
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