「既視感しかない、シリーズの限界か」アバター ファイヤー・アンド・アッシュ ひできんさんの映画レビュー(感想・評価)
既視感しかない、シリーズの限界か
初日朝からIMAX、3Dで鑑賞。
大好きなジェームスキャメロン監督作で一番楽しみにしていた今年最後の作品のため、若干期待しすぎたようです。
映像は皆さんの評価のとおり、現在の最高峰と思えるCGで実写と違和感なく素晴らしい映像体験でした。
久々の3Dも目が疲れましたが、音響含め没入感は最高です。上映時間は長いですが映画館で見るべき作品だと思います。
ただ今回の三作目では作品にテーマが感じられず、二作目までに見たことのあるシーンが続く既視感しかありませんでした。
一作目ではパンドラという遥か遠くの美しい星を舞台に、自然破壊の警鐘や異文化との交流・リスペクトが感じられ、何しろアバターというアイデアが素晴らしく、地球人(スカイピープル)を敵に回す見たことのないSF映画でした。3D映画のイノベーション役にもなり名作だと思います。
二作目では前作の森からキャメロン監督の愛する海を舞台に移し、母なる海や家族愛がテーマとして描かれてました。
映像の進化も相まってパンドラの世界が拡張され、この前作に次ぐ大ヒットも納得できます。
そして本作ですが、森、海ときて火山地帯へ物語を移すのかと思いきや、舞台は二作目同様でした。
今回はピンク色の肌など人種差別や多様性?を取り沙汰したいような発言はありましたが、地球人の目的も分からなくなってきて何で戦ってるんだっけ??と疑問符がつきました。
資源を持ち帰るためにサリーを殺したい?にしては何回も殺せそうなのに殺す気ないような振る舞い・・・
逃し過ぎだよ、と突っ込んでしまいます。
もうサリー家の人は何度敵の手に落ちても誰も死ぬ気がせず安心して見れる感じです。
ラストシーンでエイワと接続して死者とも会えるなら、最悪死に別れてもいいか、、とも感じてしまいました。
※どうでもよいですが最終戦のサリーのフェイスペイントは青地に黄色と黒でイナズマンを彷彿とさせました。
新たな悪役(ヴァラン)はモデルのようで格好良かったですが、敵役としてもっと残虐に描いてもよかったかな。
大佐もヴァランも生死不明で終わったので次回作があるなら再登場するのでしょう。活躍を期待したいです。
ただ全5作の構想は本当に実現されるのか。本作の興行成績次第だと思いますが、パンドラの舞台を広げられないなら物語の展開にシリーズの限界を感じました。
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