「キャメロン監督作の映像美を充分に堪能しました。物語の複雑化・重層化をしています。」アバター ファイヤー・アンド・アッシュ 天空住人さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 キャメロン監督作の映像美を充分に堪能しました。物語の複雑化・重層化をしています。

2025年12月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

ドキドキ

「アバター」シリーズの第3作目という事で、キャメロン監督が作り出したSF超大作の映像美を充分に堪能しました。
・神秘の星パンドラへの侵略を進める人類と、それに抵抗する星の原住民「ナヴィ族」との抗争だけでなく、本作では「火」と「灰」を司る「アッシュ族」を登場させて、ナヴィ族同士の部族間抗争も描いており、家族の絆や友情を含めて、物語を複雑化・重層化することに成功しています。
・「覇権主義の超大国と、その脅威に抵抗する国家や迎合する国家があること」や「同一国内における異民族同士の対立」という現状が存在している地球上のあり様を、パンドラという星に置き換えて描いているように思えて、現在のグローバリズム社会の状況をSFという殻にくるんで描くキャメロン監督の手法には感心しました。
・本作では、パンドラ星の自然破壊を進める「人類」と、パンドラ星の調和を司る「エイワ」の声を従い、星を守り抜こうとするナヴィ族の様子や、第2作にも登場した「クジラ」のような海洋生物がパンドラ星を守り抜くため人類に抵抗する場面展開などを通じて、自然破壊への警鐘や、希少生物絶滅への警鐘へのメッセージが含まれているものとして受け止めました。
・また、人類はパンドラ星ではマスク無しでは生きることは出来ないが、ある行為を行うことにより、細胞が変革して、マスクなしでも、パンドラ星でも生きられることができ、このようになった人間をこのまま生かしてよいのか論争になる場面があり、本作で見られた新しい展開場面だったと思います。
・本作はエンタメ映画であるため、多数のアクション場面や、人質に捕ったり捕られたりする場面が多く、ハラハラドキドキする展開の連続で、最後まで飽きずに観ることができますが、「ハラハラドキドキ」場面を若干整理してもらえれば、上映時間を3時間弱にすることが可能だったのではないかと思いました(退席してトイレ休憩する人が多かった)。

天空住人
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