「圧倒的!映像美 圧倒的!世界観 ただ圧倒的にそれだけしかない。」アバター ウェイ・オブ・ウォーター 谷山輝芳さんの映画レビュー(感想・評価)
圧倒的!映像美 圧倒的!世界観 ただ圧倒的にそれだけしかない。
初めて、4dxで映画を見た。
まるで別の世界に潜り込んだかの様な、臨場感。
多様性溢れる生き物たち、その細かなにして豊かな描写は、生態系まで考慮されているかの様だった。
よくぞここまでと、思わざるを得なかった。
そう!中盤までは。
途中でふと気付くと、これってドキュメンタリーだったけ?
と思ってしまう程、世界の描写に比して、物語が薄い。
とってつけた様な敵役、その設定。
主人公の行動に納得できない事もあるが、何より、盛り上がりがない。
非常に綺麗な、なだらかな山を登っただけの様な感じだった。
異世界を構築する事は麻薬にも似た喜びがあると言う小説家がいるが、この映画はその世界の創造だけで終わってしまった感が強い。
今後、展開していくのかもしれない期待があるものの、この映画単体で見ると少し厳しい点にならざるを得ない。
ただ、あの臨場感は映画館でしか味わえない。
その意味でで、映画館で見る事には、意味があると思う。
もうちょい物語なんとかならんかったかな。
そこがね。
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