「鯨類を大事にしよう。捕鯨を止めよう。 海の生き物を大事にしよう。森...」アバター ウェイ・オブ・ウォーター Alice007さんの映画レビュー(感想・評価)
鯨類を大事にしよう。捕鯨を止めよう。 海の生き物を大事にしよう。森...
鯨類を大事にしよう。捕鯨を止めよう。
海の生き物を大事にしよう。森の生き物を大事にしよう。自然を大事にしよう。環境を守ろう。
人(ナヴィ)とのコミュニケーションを大事にしよう。
という、メッセージ性のある映画でした。
それなのに、品川のアクアパークで開催された、この映画の記者会見で「捕鯨」の象徴である、囚われたイルカによるイルカショーで、日本流の「おもてなし」をしてしまった配給会社のディズニー。
キャメロン監督を罠にはめたのか?
ディズニーが無知だったのか?
キャメロン監督には大変申し訳ない気持ちで一杯です。
そして、非常に恥ずかしいです。
「反捕鯨」に反対する人も居ますが、昔と違って、鯨肉の需要は減っており、イルカ漁の許可をしている和歌山県でも、「タンパク源とされてきた。大量に流通・販売されているものではありません」とすでに過去のもののような言い方で見解しています。
では何故、大量に流通されていないのに、9月から2月までの半年間、毎日、イルカ漁を行っているのか?(毎日捕獲はしていませんが)
それは、主に中国等の水族館に、イルカショーのために生体販売するために、イルカ漁をしているからです。食肉として販売するよりも、生体販売の方が儲かるからです。結果として、生体販売のための、食肉文化を謳っているのです。
イルカ漁期の間、毎日、警官と海上保安が巡回し、和歌山県の太地町の宿に泊まり、お金を落としています。無駄に税金を費やしているのです。ですが、閉鎖された僻地の、漁港付近に赴く観光客は居ませんので、大概の人は知らないようです。
太地町の駅は電車で訪れる観光客は少ないので、無人駅ですが、立派な駅舎が立っています。そのお金、何処からやってきたの?とびっくりです。
脱線しましたが、非常にメッセージ性の強い映画でした。とても、ためになり、充実感を感じました。