「余計なものがない」アバター ウェイ・オブ・ウォーター 21歳®︎さんの映画レビュー(感想・評価)
余計なものがない
脚本の教科書のような脚本で
遊びと余白がない演出だなと。
映画を見る時、私はしばしば監督の思想を観に行きます。
監督が自分の中に隠している、
絶対人に見せられないものとの葛藤が露わになった
その人自身のような映画が好きなのです。
だから宮崎駿と北野武と楊徳昌の作品が好きなのは「その人」が好きだからで、
新海誠とマーティンスコセッシが嫌いなのは「その人」が好きではないだけなのです。
ですがこの作品は好きでも嫌いでも何でもなく、
もはや映画として観れませんでした。
人の影がない無機質な映画でした。
ハリウッドにがんじがらめになった
絵が飛び出てくる長いだけの映像です。
この映画に勝る漫画が日本には山積みだなーと
観てる時に思いました。
ただ、原作は優秀でも日本はお金がなく、いい監督も少ない
そこさえなんとかなれば日本映画の未来は明るいのかなと
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