劇場公開日 2022年12月16日

「ドルビーアトモス 2Dで視聴」アバター ウェイ・オブ・ウォーター takaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ドルビーアトモス 2Dで視聴

2022年12月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

3D IMAXで見るべきでした。
2Dでも圧巻な映像ではありますが本編は完全に
3Dで見ないと感動半減以下だと感じました。

物語は前作でもあったように北米大陸に侵略してきたヨーロッパ人と
先住民のインディアンの構図。
前作は資源目的でしたが、今度は開拓するために戻ってきた人間たち。
おそらく5部作に渡り先住民ナヴィVS人間を描くことになるのでしょう。

本作より登場するジェイクとネイティリの子らとグレースの子。
そして孤児として育った人間。ナヴィとして復活した大佐たちが
新しい軸として物語を彩っていく。

海の部族として生きていくために異端とされる森の民でもあった
ジェイク一家は海に適応するため環境に順応していく。
その海中の表現がすべてファンタジーなのに存在感を持つのは
キャメロン監督の魅せる技術なのでしょう。

アバターとは語源の意味で「神の化身」を表す。
人であったジェイクはナヴィとして生まれ変わり様々な環境に適応させるが
人は機械といったアバターに乗り込む。(本作カニ型など海に適応したものをまとう)

この惑星パンドラのように全生物がひとつにつながっていければ
生態系としては非常に安定するんだろうなと感じます。

人が国や宗教観などによって分類されるのではなく相互理解を持つこと。
エイワという絶対的な存在を信じてつながれば失った人ともまた会える。
それが最大の幸福なんだと感じられる。

「アバター」はキャメロン監督による資本主義の価値観で優劣を決められるような
今の社会に対してのアンチテーゼとも思えます。

本作3Dで見ていないので見てから
改めて再レビュー更新します。

taka