「続編、そして新シリーズの1作目として完璧」アバター ウェイ・オブ・ウォーター kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
続編、そして新シリーズの1作目として完璧
「アバター」って映像美がすごいのはもちろんだけど、話にいろんな要素が含まれていて深いというのも魅力だと思う。前作では植民地支配に反抗するレジスタンスを想起させる物語だった。本作も基本路線は同じだが、そこに多様性の受容というテーマも盛り込んできた。ナヴィたちが人類と同じような問題を抱えていく姿が描かれる。
ジェイクとネイティリの子どもたちがいい形で話に絡んでいて、さらに今後のキーを握りそうな雰囲気。シリーズとしての謎を残しつつ、それでいて今回の話はちゃんとケリがつく。続編として、そして新たなシリーズの1作目として完璧な作りだった。
ちなみにキャストは全く情報を入れずに観たのでちょっと驚いた。キリがシガニー・ウィーバー?そしてケイト・ウィンスレットが出てた?まったくわからなかった。すごいな。
映像美にも触れずにはいられない。前作とは違う舞台(海)をメインにしていて、パンドラの海の不思議さと美しさをどうだ?いいだろ?と迫られているかのように迫力の映像で見せてくる。パンドラの魅力はまだまだ明らかになっていないことを感じさせる手法はとてもうまかった。私はDolby Cinemaの3Dで鑑賞したが、高い料金を払ってでもIMAXやDolby Cinemaといった高画質・高音質で観るのがオススメ。映画館で「没入体験」というフレーズが使われるようになった昨今、没入体験の金字塔とも言える映画だと思う。続編が楽しみでしかない。
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