「つなぎ」アバター ウェイ・オブ・ウォーター みみずさんの映画レビュー(感想・評価)
つなぎ
1作目のインパクトは強烈だった。
今更の2作目には少々違和感もあるが、3D字幕版があるというので勇んで出かけた。
吹き替え版だとどうしても躊躇してしまう。
まず、とにかく長い。
特に序盤は冗長で嫌気が差した。
もちろん映像は素晴らしく、文句なし!
だが、途中でBBCのNatureシリーズを観ているような感覚になった。
映像美を楽しみたい方には良いのだろうが、
個人的にはもっとコンパクトな方がベターと感じた。
また、ストーリーにもかなり違和感があった。
森を捨てて海に行くという選択はかなり利己的だ。
そこからはどんどん歪んでいって単なる私怨に収束してしまった。
後半の戦闘シーンは美しくしなやかで迫力十分でさすがだったが、
前回のようなすっきりした感じはなく心に澱が残ったような感覚が残った。
長男の死には心が痛んだ。
厳格で頑固な父と奔放な弟の狭間で忍耐の日々だったはず。
身に詰まされた。
いずれにしろ私闘に過ぎずそれすらも完結しないで伏線を残したのだから、
続編、完結編は製作されるのだろう。
今作は壮大なつなぎだったのかな。
次作はもっとストーリーにも力を入れてもらいたい。
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