「驚きから感動へ」アバター ウェイ・オブ・ウォーター ぽてちさんの映画レビュー(感想・評価)
驚きから感動へ
2009年に公開された映画の待望の続篇……というよりも、ここからが本篇なのだ。
まず、スクリーンの隅々にまで気を配った映像のクオリティーに圧倒される。できればHFR版を観たかったが、田舎暮らしゆえ通常のIMAXの3D版を鑑賞した。それでも驚きの映像だった。
それに対してストーリーは相変わらずショボい。でもそれが欠点にはなっていない。この映画は遊園地のアトラクションのようなもので、パンドラという別世界を堪能するためのものなのだ。ゆえに、イメージビデオのような“無駄な”場面も多い。でもそれがいいのだ。
最初は単純に映像の美しさや緻密さに驚き、ストーリーが進むにつれて、それが感動に変わっていった。単純なストーリーだが予期せぬ出来事の連続で、体は硬直するし、涙腺は緩むしで、なかなかに忙しかった。3時間超という長さも、終わってみればまったく苦にならなかった。それほど没入していたということだろうか。
大ヒットしないと続きが観られないので、皆さんぜひ劇場に足を運んでください。
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