劇場公開日 2022年12月16日

「海のシーンに圧倒された」アバター ウェイ・オブ・ウォーター ちんやさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0海のシーンに圧倒された

2022年12月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

16日9時からシネマサンシャインららぽーと沼津のIMAXレーザー3D吹替で鑑賞してきました。
字幕を追わない分物語によけいに入り込めたように思います。
3Dも立体感をどぎつくなく自然に表現しており、IMAXの大画面での迫力は、音響とともにこれぞ映画で本当に素晴らしかったです。
コンピューターグラフィックでの海の表現が本当に『すごい』。海の中を実写で撮ることより、もっとすばらしい撮影ができている。もう実物のセットなんて本当にいらなくなる世界が来ていることを改めて実感させられました。演者としてのアバターの人たちに対する違和感が前作以上にまったくなくなり、本当に素直に惑星パンドラの世界に入り込めました。
海の(流体)表現がこれほど違和感無く自然にCGで行われていることは本当に驚異でした。今回海部分はHFR(ハイフレームレート)上映だということで、注目して行ったにも関わらず、あまりに自然で通常の24fpsとの違いを意識することはできませんでした。
最後のクジラのような巨大水棲生物『トゥルクン』の捕獲船からの脱出シーンは、巨大セットを作って撮影した『タイタニック』に対するCG作品『アバター』のセルフオマージュになっているように思えました。
ストーリー的には『トゥルクン』を捕獲する潜水艦の乗組員が意識的に東洋人的な顔の人を使っていたり、捕鯨国家の日本人としては『反捕鯨的表現』の数々は、そこそこひっかかるものがありました。魚を捕って食して生活している人たちの感性に対して無頓着な、意識高い系の人たちが海を描くとこうなるのかといろいろ納得できるストーリーでした。
情報量が多すぎて1回の鑑賞では見落としている部分が多いような気がします。
かならず、また見に行こうと思います。

ちんや