「サリー家は一致団結!」アバター ウェイ・オブ・ウォーター 玉川上水の亀さんの映画レビュー(感想・評価)
サリー家は一致団結!
前作でも最新技術による映像表現に圧倒されたが、この最新作は次元の違う映像で、我々観客も衛星パンドラの世界に没入する。
地球から遥か彼方の神秘の星パンドラで元海兵隊員のジェイクはパンドラの一員となり、先住民ナヴィの女性ネイティリと結ばれ、子沢山に恵まれて平和に暮らしていたが、“スカイ・ピープル”が現れたことで生活は一変する。
地球に迫る滅亡問題で人類の衛星パンドラへの依存が増し、同時に裏切り者であるジェイクに対する私怨は、アバタープログラムの応用でナヴィとして甦ったクオリッチ大佐を復讐へと向かわせる。
神聖な森を追われたジェイクとその一家は、家族や一族を守る為にメトケイナ族の統べる海の楽園へ身を寄せることにする。
しかし、その美しい海辺の楽園にも侵略の手が迫ってきてしまう。
ジェームズ・キャメロン監督は、「アビス」や「タイタニック」などで、海を舞台にSFXを存分に発揮しているが、本作で表現される「海」は尋常なレベルではない。
更に生のキャストとモーションキャプチャによるCGキャラクターの共演は全く違和感が無く、その点においても驚いてしまう。
ただ、このようなハイレベル映像は上滑りすることなく、劇中に何度も登場する「サリー家は一致団結!」という台詞が表すように、主人公家族の結束の物語を引き立てている。
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