007 ノー・タイム・トゥ・ダイのレビュー・感想・評価
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それが彼の人生。
ラストに賛否両論がかなりあるのは分かる。
自分も、007には、やはり軽快なスパイ映画を求めているところもあるので、1回目観た時には受け入れがたい面もあった。
しかし、今シリーズにおけるシリウスさ、そして最大の魅力は
ボンドの経験する一人一人との別れ、諦め、それでも消えることのないぬくもりや愛情への渇望感とともに歩んできたことにあることは確かだろう。
死に対する真摯な向き合いを今シリーズは大切にし、作品の深さをだしてきたようにも思う。
これまで見送る側だった、残される側で失われる時間を重ねてきた彼が、今回は...
ボンドの願いを叶える方法が、あのラストシーンだったんだな、と思うと
非常に納得できるし、ジェームズ、良かったな と感じられる。
ダニエル・クレイグ自身が最後は...を描くことを希望したようだが、それがジェームズの本望なのだと深く理解していたからだろう。
寧ろつねに、彼はそれを望んできた面がある。
幾重もの悲しみ、非情を経ての「I know」とあの表情こそが彼が受け入れたラストなのである。
良いしめくくりだったと思う、お疲れさま、007。
硬派ボンドの最終決戦
観終わって、”硬派を貫いた男”という言葉が胸に迫ってきて、暫くその言葉の余韻に浸っていた。本作は、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる007シリーズ最終作である。最終作に相応しい見どころ満載の作品であり、本シリーズの真髄である硬派に貫かれたジェームズ・ボンドの活躍を活写している。次から次へとハイスピードでストーリーが展開されていくので、2時間44分という長尺を感じさせない出来映えで、面白い映画を観たという充足感がある。本シリーズは、ショーン・コネリーがジェームズ・ボンドを演じた初代007シリーズの軽妙、ウィット、ダンディズムの対極にある。硬派という新しいジェームズ・ボンド像を確立したシリーズである。
現役を引退し、ジャマイカで悠遊自適の生活をしていたジェームス・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、旧友のCIAエージェント=フェリックス・ライターに誘拐された科学者の救出を依頼懇願され、現役復帰する。そして、ボンドは、想像を遥かに超えた巨悪の陰謀に愚直に立ち向かっていく・・・。
世界を股にかけたスピード感溢れるストーリーが展開されていく。破壊シーン、カーチェイス、銃撃戦、格闘シーン、ボンドカーの強力装備のお披露目など、迫力十分な見せ場がてんこ盛りであるが、カッコいい、凄いというよりは、シリアス、非情というイメージが際立つ。セクシー女性も登場するしラブストーリーも盛り込まれているが、甘美さはサブであり、あくまでメインはシリアス。硬派作品の持ち味が存分に発揮され、我々観客の気持ちも緊迫感でキリっと締まり、画面に釘付けになる。
ラストシーン。まさかとは思っていたが、あくまで硬派に徹し切った圧巻の幕切れだった。胸が熱くなった。今までショーン・コネリーシリーズがマイベストだったが、本作を観てダニエル・クレイグシリーズがマイベストになった。
新シリーズでは、どんな個性的な新ジェームズ・ボンドが登場するのか今から楽しみである。
ダニエル作品の中では凡作
これまでのダニエル・クレイグ版ボンドはどれも高水準の出来だったが、最終作の本作は凡作だった。割と容赦がないクレイグ版にしてはご都合主義だし、新登場の00のキャラも微妙。敵キャラもあっさり退場で全編通して緊張感のない作品。最後なのにこの出来は非常に残念。
えーー!!!
永遠のマンネリをいつまで続けられるか
ダニエル・クレイグの最後に相応しい
小さい頃からずっと007を観てきた私にとってはジェームズ・ボンドはヒーローでした。
しかしの時代が経ち作品が進むに連れてボンドは単なるアクション・ヒーローではなく人間性もしっかりと描かれる様になったと思います。
それを象徴する6代目ボンド、ダニエル・クレイグの最後の作品は終始ハラハラする展開と思わず「マジか!」と言ってしまう今までではあり得ない意外な展開も結構あり素晴らしい作品だと思います。
衝撃的なラスト、そして最後の定番「JAMES BOND WILL RETURN」でホッと胸を撫で下ろしました。
今回初めてIMAXでのスクリーンで観たのもこの作品の迫力と臨場感を堪能出来た一因かもしれません。
観る前に長いなと思った2時間44分もあっという間でした
ひとつ残念だったのはレミ・マレックをもっと狂気に満ちた役処にしてほしかったかなと思いました。
そこは少し期待外れでしたね。
時代の変わり目の一本
冒頭からいきなり、アクションシーンのクオリティの高さに目を奪われる。 やはり金をかけると凄い映像ができるのだ。 これで、掴みはOKといったところ。
昔の007と比べて状況がより深刻に見えるのは、クレイグボンドのキャラクターか、敵役のキャラクターか、演出か、いや、やはり時代のせいか。 実際、今回の007には、時代と時代の変わり目を感じさせるようなシーンがいくつもあった。
クレイグボンドは今回で引退らしいが、映画の終わり方は「完」というより「つづく」という印象。 期待以上ということはないが、期待通りに楽しませてくれた一本でした。 クレイグさん、見事な有終の美。 15年間ご苦労様。
尚、アナ・デ・アルマスが可愛い。キューバにはあれ程のきゃわい子ちゃんがいるのです。
世間は広いよ。
正直残念な最後
実は日本が標的?!
ダニエルクレイグ最後の作品とのこと。
以前のセクシーさにも翳りが出てきてるので、やはりギリと言ったところで、お相手役も家庭的な暖かさを感じられる可愛らしい女性。
ボンドがヤられるのは、遺伝子操作的な液体。
折しも、ある特定の民族を攻撃することのできるウィルス研究の論文を見たばかりなので、あながち夢物語ではないだろう。
悪人が日本の能面を被っていたり、悪人の島には祠が飾られていたり
タイトルバックに日の丸みたいなのが出てきたり
会話でも、日本が日本が、と連呼したり
かなりイメージ操作されていると思う。
彼奴等が一番根絶やしにしたいのは、日本人なんだからね。
と思わせる仕上がり。
ま、そんなことも気にせず、普通に楽しめますですよ。
青い目のボンド
全力エンターテインメント
お疲れ様でした
見事な幕引き
物語序盤からクライマックス
中盤でのまさかの展開
終盤での見事な幕引き
言うまでもなく、今年一番見応えのある作品でした。
上映時間も2:43とかなり長めの長編作品なんですが、アクションや車でのレースシーンが迫力満載。
飽きることなく次々に襲ってくる敵。
明かされていく謎に息付く暇もありません。
ダニエルクレイグ初め、キャスト陣もとても豪華で素晴らしい。
アナ・デ・アルマスも滅茶苦茶キュートで素晴らしい肉体美を披露しています。
一方で体型が変わったなと言う印象のレア・サドゥー。元々が病的に細かったので、ふっくらしたなと言う印象を受けました。
いつも睨みを効かせているイメージが強かったので、涙鼻水でぐちゃぐちゃになった顔は新鮮でした。
ビリー・マグヌッセンの人をイラつかせる笑顔も最高でした。
シリーズもこれで完結かと感慨深く、エンドロールが終わっても泣けて泣けて。
今回のボンドの終わり方には賛否両論あるかもしれませんが、私は良かったなぁ。
素晴らしい幕引きだったと思います。
ダニエル・クレイグ版のボンドが一番好き
次の007は果たしてどなたが演じるのか
時代を超えて愛される007シリーズ
一旦、こちらの作品でお別れです
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