007 ノー・タイム・トゥ・ダイのレビュー・感想・評価
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冷戦後の物語の最終章
映画の王道。キューバのアクションシーンが良かった。
ドレスと美女とアクションの組み合わせは永遠に。
冷戦後はソ連という仮想敵が無くなり、スペクターとボンドの内面を描くようになったシリーズも、これで一段落。
個人的には、ジェームズ・ボンドが国家間の争いに翻弄する中で振り回されるところが好きだった。
そこから、ライターとの友情も意味を為している。
イアン・フレミングの原作もそうだったと記憶してる。また、女王陛下要素も欲しかった。
この次は、米中間争いに巻き込まれるのかしら?
香港とかで繋がりあるし。
ようやく見つけたリアルさと荒唐無稽さの黄金比
ダニエル・クレイグ版の007はリアルさと荒唐無稽さのバランスで揺れたシリーズだった。過去4作で3人の監督が007という食材を調理した訳だが、どうやらキャリー・フクナガ監督はその黄金比を見つけたようだ。そして、そのレシピは伝統的な007が入った鍋にリアルなボンドを加えるという実にシンプルなもの。
ボンドカーを使ったカーチェイスや銃撃戦の最中のユーモア、各国を巡るエレガントさ、そして、からくり屋敷と化した敵の秘密基地など、いかにも007らしい舞台装置の中にリアルなボンドが躍動する。一見、シンプルな調理法だが、前作「スペクター」は伝統的な舞台装置とリアルなボンドが混じり合わないことを実証した作品だった。そこで、フクナガ監督は前作のボンドガール、マドレーヌの悲しい過去をリアルな物語の下味とする一方、2人の女性スパイをアクション面に加えて、荒唐無稽さの味を整える。すると、この3人の存在は触媒となってはたらき、リアルさと荒唐無稽さが融合された味わい深い007を仕上げることに成功したのだ。(ついでにアナ・デ・アルマス扮する女性スパイは“天然で茶目っ気のあるボンドガール”が成立することを証明した!!)
悪役サフィンの物足りなさに目を瞑ることはできないし、物語の粗探しをすれば「スカイフォール」超えの高得点には至らない。それでも、アクションシーンの見易い絵作りと映像の美しさは目を見張るものがあり、個人的で普遍的な愛のために戦うボンドの姿は共感しやすい。世界を巻き込む大規模なテロ行為を阻止するための作戦でありながら、個人的感情で行動するボンドに違和感を覚える人もいるだろうが、元祖リアル路線の名作「女王陛下の007」を超えるためには、本作の物語展開は正攻法と言えるのではないだろうか。
コロナウィルスの影響で1年半以上も公開を待った訳だが、少なくとも中盤のキューバまでの展開で十分立派な007シリーズを観たという多幸感があった。何よりもダニエル版007の最終作という意味では、「カジノロワイヤル」から続く重厚感のあるシリーズにきっちりと落とし前をつけてくれたと感じる。そして、早速楽しみなのは次回作。久々に重い雰囲気を払拭し、往年ファンが狂喜乱舞するオモチャ箱をひっくり返したような楽しいアクション作品を期待したい!
ラストらしい
良かった~
この辺シリーズは初めて観た
キーワードはDNA
DNAで殺される人、スペクターのメンバーだけ抹消とかすごいなぁと思った。同じDNAにも影響があるとは怖い怖い。
ダニエル・ボンドが好き。
カジノロワイヤルで一目惚れしました。ヴェスパーの魅力が素敵すぎて、この二人の愛がずっと続いてほしいと願いました。今回、ヴェスパーの墓前で I miss you.という言葉がボンドから聞けただけでも本作を観て良かったなと思いました。
愛したいし、愛されたいのに、愛で傷つくのが耐えられないヘタレちゃん、なんだよね。皆そうなんだけど、ボンド君はとくに繊細だな。正直、今回は最初ヘタレボンド君のいきなりのお別れ宣言でマドレーヌが可哀想だったけど、才女でドクターで美人でお金持ちで生命力強いから大丈夫だろうと思ってたら、ちゃんとブルーアイの可愛い子がいて、ほらやっぱり、と思った。
サフィンの悪役ぶりや強さが中途半端で、貴方は何がしたいの?と悩ましかった。
ボンドの最後のための愛のストーリーなのはわかったのですが、ちょっと不完全燃焼でした。
ボンドがDNAを残して亡くなるとは。
そしてエンドクレジットね。
007はなくならないのね。
とにかくダニエル・ボンドという魅力的な007を最初から最後までスクリーンで観れて良かったです。
過酷な007役、お疲れ様でした。
ダニエルクレイグ007の集大成・・・時代の移り変わり。
スカイフォールが一番好き
次作はどうなるのだろう?
1 イギリスの諜報部員、ジェイムズボンドが強大な悪の組織と対峙する007シリーズ第25作。
2 前作に続いて悪の組織スペクターが悪さを企てるのかと思わせて、敵役を別に設定したのはひねりとしては面白い。その敵役の登場シ−ンは印象的で、不気味であった。そして敵役が用いる武器は、最先端のバイオテクノロジーを利用して現代的であった。しかし、敵役が持つ組織力や資金源など全体像が見えないため、敵役としての魅力は薄かった。また、敵役の行動の発端は、スペクターに対する恨みであったが、攻撃の対象がその枠を超えていこうとしたことやバイオの武器を開発した科学者が敵役に通じることとした理由が不明であった。また、敵役が北方領土辺りの島で周辺の国々に気づかれることもなく毒物の生産を大規模にやれていたこと、その島に領有権を持たないイギリスの軍艦がミサイルを撃ち込むことも疑問に感じた。
3 にも関わらず、この映画は東西冷戦下の1960年代から、その時々の世界情勢を反映しながら半世紀を超えてもスパイ映画の代表的なシリーズとして生き続けてきた。それは、ジェイムズ・ボンドというキャラクターに普遍的な若さと魅力を持たせ、イメージを保ち続けたこと。そして、製作側において、企画やアイデアを凝らし、最良の役者を充て、第一級のアクション映画として質を落とさなかったことによる。
4 本作においてもCGに頼らないアクションが見事。主人公の肉体を駆使した体技は、見ていて痛みが実感でき、説得力があった。ボンドガールではキュ−バでの案内役がキュ−トであった。車や時計の仕掛けは楽しくお面は不気味であった。
5 ラストは愛を貫くための行動を取った主人公に与えられた花道となった、そこに女王陛下の007の主題歌が被さり余韻を残した。
少し消化不良の最後のクレイグ007
ラスト20分!!?
印象的なアナデアルマス
最高
ヒューマン
スタートからグッと引き込まれて👍✨
大好きだが、どうしたものか?
痛快、洗練、スタイリッシュ
出だしは気怠い感じでしたが、全体的に流れが軽快でストーリーも無駄なくシャープな切れ味。それでいて質の高い重厚な作品でした。ボンドガールより新人諜報部員の方が色っぽく演技も見事。ダニエル・クレイグの頭のキレと身のこなし、スーツ姿は痺れます。最後はまさかのシーンであっという間の3時間でした。
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