「やんちゃなピーターの実写版!よくできてます」ピーターラビット M hobbyさんの映画レビュー(感想・評価)
やんちゃなピーターの実写版!よくできてます
映画を観た後に、他の方々のレビューを読みました。
まさかまさか、こんなにも批判的な意見があるなんて!と驚きましたが、まぁ、そりゃーいろいろな意見もありますね。
とはいえ、私はこの映画は好きでした。単純に面白いと思ったし。
世界中で有名なあのピーターラビットの映画に、鑑賞前から期待を寄せてました。昔から親しんだピーターのお話も、もともとの原作は可愛くて優しいウサギというものではなく、ピーターは人間嫌いのやんちゃなウサギ。が大前提だったので、それが実写化されたらどんな感じ?というのが一番の楽しみ。
素晴らしい技術で、可愛い可愛いピーターとその妹達、従兄弟のベンジャミンをみることができました。
ピーター達のお隣にはウサギ好きの絵描きのビアが住んでいる。
ピーター達にとっての親の仇であるマグレガーさんは開始15分くらいでピーターを捕まえた後に心臓発作で倒れます。このシーンに不快感を感じた方が多くおられるようだけど、私としては、親の仇が死んだことを喜ぶピーター達は大して悪い事をしたとは思えなかったなぁ。
マグレガーさんの甥っ子のトーマスがその後やってきて、ビアとトーマスは恋仲に。
そこからピーター達との戦いが始まる。
すったもんだやるけれど、あの手この手でお互いにやり合った結果、トーマスが仕掛けたダイナマイトが爆発。
それを見てビアは怒ってトーマスを軽蔑。
とまぁ、お話はトーマスvsピーターを軸に終始戦いながら進んでいくけれど、最後はハッピーエンド。
本作はそもそもイギリスが舞台で、ふんだんにイギリスの文化であるブラックジョークが使われています。
ロンドンの有名百貨店、Harrodsやビッグベンなど景色も楽しめます。
イギリスらしいと言うと誤解を与えてしまうかもしれないけれど、私としては娯楽映画としてとてもよく出来ているなと思いました。まぁ、作ったのはアメリカですけどねw
一番のポイントはこの映画を通して、うさぎのことを人間以下のように描いていないということ。
人間がうさぎよりも秀でているというような人間の傲りのような描かれ方をしていない事が一番観ていて楽しめた要素だったのかもしれません。
ちなみに、幼稚園児2人が本作を見てかなり笑って喜んでいました。感電させられそうになったり、罠で指を挟まれたり、荷車で階段を落ちてくるシーンも面白い!って喜んでいました。決してそれが人にやってはいけない事かどうかなどを考えて笑っているわけではなく、単純に面白いといっていましたよ。
あくまでもこれは娯楽映画。それに対していろんな意見が出るのは当たり前ですが、子供達も十分楽しめる映画だと思いましたよ。ブラックベリーのくだりは分からなくて怖がっていましたが、説明したらへーって感じでした。
最後に、日本語吹き替えの千葉雄大さん。はまりやくだったと思います。あのスピード感のある話の展開には演技力がかなり必要になると思いますが、とても良い仕上がりになっていました。2も楽しみです^_^