「茶色に茶色は田舎モン」ピーターラビット サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
茶色に茶色は田舎モン
続編が公開されるということで前作にあたる「ピーターラビット」を鑑賞。レビューの評価も見てそこまで期待はせず。この手の映画はコケがちだからね。
すいません、めちゃくちゃ面白かったです。
えー!!!こんなに面白いのー!!!??
登場人物全員愛おしく、映像も綺麗でこりゃ映画館で見たかった。超絶好みの素晴らしい映画でした
画家で心優しいうさぎ好きのビアのお隣に潔癖症でうさぎ嫌いのマグレガーが都会から引っ越してきた。ピーターラビット達は奪われた庭をマグレガー取り戻すために、協力して争いを始める。
兎にも角にもピーターラビットが超可愛い。
始まって30分ほどのビアが描いたというあの絵。動き出す絵が本当に最高でとても穏やかな気持ちになれる。この実写世界もピーターラビットの絵本の中に迷い込んだかのように再現度が高く、とても現実とは思えない美しさがある。
そんな可愛いピーターラビットだが、やることは常識外れ。暴力を振るい、トラップを仕掛け、畑を荒らし、敵を欺く。この見た目とは裏腹のギャップが笑えるし敵を倒すのは爽快。ピーターラビットを愛してやまない人は多分嫌悪感を抱くと思うけれど、私は大好きな設定でした。
最近観た映画だと「トムとジェリー」が似ているのかな?キャラクターと実写の融合って感じで。あれはアニメだけど。トムとジェリーではストーリーは全然面白くなかった。2人の活躍度もなんだか微妙だし、見応えに欠けていた。
だが今作は人間とピーターラビット達がいいタッグを組んでおり、在り来りだけどストーリーも面白い。2人のシーンでもちょこっと登場していたり、掛け合いが笑えたりととてもよく出来ていた。
更に細かい演出も拘っておりいい感じ。
いつも歌っている最中に邪魔される鳥だったり、今日を迎えたくなかったニワトリだったり、驚きを隠せないブタだったり、脇役たちの恒例の流れみたいなものが出来ていて何度見せられても面白い。
絵本のような田舎も良いけれど、ロンドンの都会も美しくてそれだけでも見応え抜群。映画館で見るべき映画の要素を100分にも満たない短尺で入れていた。
ただ、もうちょっと深みがあってもよかったかも。
2人の恋愛模様はあっさりしており、そんなコロッと両方が恋に落ちるものかねと思ったし、ピーターラビットのお母さんはどうしたの?とも思った。2で描かれるのかな?
いや〜、非常にいい映画でした。
あまり期待していなかった映画が超面白かった時って最高ですよね。これだから映画観るのを辞められない。
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2021年6月25日 地上波放送にて2回目の鑑賞。
暴力的なだけど平和なお話。
ハチャメチャで深く考えてはダメ系の映画なのだが、テンポが本当にいいので非常に見やすい。
ピーターラビットという絵本をここまで面白くできるとは。とてもよくできた脚本です。
エンドロールの間も楽しませてくれる。
絵本と現実。どちらも温かみがあって可愛らしい。
現実は絵本のようにはいかない。ただ絵を見せているだけではなく、そういうことを伝えたかったんだろう。
本日公開された2は都会が舞台。
田舎も綺麗で良かったが、ロンドンの街並みとなるとこれまた期待できる。楽しみでしかない。
吹き替え版か字幕版、どちらにしようか非常に迷っているんですよね〜。字幕版の上映数が少ないのが痛い。
ひとまず、今作は最高です。
コメントありがとうございます!この映画、サプライズさんにもヒット!ほんとかわいらしいですよね~。期待してなかった映画ほどヒットしたときの快感(?)はたまりませんよね。