「【”癒し手・・。”幽玄なる自然と、信仰と風土が醸し出す静謐な雰囲気がジワリと来る作品。聖なる泉に棲む真白き鯉と、少女が”聖なる泉の守り手”になる決意をする姿が印象的な作品でもある。】」聖なる泉の少女 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”癒し手・・。”幽玄なる自然と、信仰と風土が醸し出す静謐な雰囲気がジワリと来る作品。聖なる泉に棲む真白き鯉と、少女が”聖なる泉の守り手”になる決意をする姿が印象的な作品でもある。】
■ジョージアにある山深い村。
そこには人々の心身を癒やしてきた聖なる泉があり、ある家族がその水による治療を代々行ってきた。
今は家族はそれぞれ独立しており、年老いた父親は娘のツィナメに後を継がせようとする。彼女はその使命に思い悩むのだが、徐々に自らの使命を自覚し、聖なる泉の守り神である、白い鯉を自ら湖に戻すのである。
◆感想
・今作の様な幽玄な作品は個人的に好きである。故に、今作の様な作品にドラマティックな展開を求めてはいけない。
只、観る側はその幽玄なる世界観に浸れば良いのである。
<今作は、聖なる泉を守って来た父と、白い鯉に対し、最初は何で私が継ぐの?と思っていた少女が、その崇高な行為に目覚めていく過程を静謐なタッチで描いた作品なのである。
今作の、スピリチュアルな雰囲気も愉しみたい作品でもある。>
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