「付かず離れずの微妙なバランスの恋心がまったりと揺れ動く物語」パンとバスと2度目のハツコイ ミニ映画野郎さんの映画レビュー(感想・評価)
付かず離れずの微妙なバランスの恋心がまったりと揺れ動く物語
落ち着いたトーンで進む展開のなかに(込められた意味はすべて分からないんだけど…)ふと足を止めたくなる言葉が散りばめられている。
パンとバスを選んだ理由、目薬の意味、絵の役割…は何だったのか。いろいろ語りたくなる映画。
印象的なのは「ずっと好きでいられるのは片想いだから」ってことで、では両想いになるとは…
普通なら好きになるか嫌いになるかだけど、好きならもっと好きになることがなければ嫌いになっていくしかない。それでも好き同士になってしまうのが恋なんだろう。
ところどころほっこりしてニヤニヤしてしまう。
山で叫ぶシーンなんて普通なら冷めてしまいそうだが、なんだか愛らしい空気が流れていた。これぞ今泉力哉マジックか。
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