「孤独な少年の旅」荒野にて SpicaMさんの映画レビュー(感想・評価)
孤独な少年の旅
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筋書きとしては概ね「母を求めて三千里」(ラストは違う)。身寄りをなくした少年が米国西部の灌木地帯を馬を連れて旅に出る。
突然死んでしまった父は身内がいることをざっくり教えてくれただけなので、実際には当てのない旅に等しいが、施設に入れられるよりも自由に生きたかったのだろう。少年の姿が負傷した競走馬に重なる。
旅の途中で馬が自動車事故で死んでしまった場面は涙を誘った。
それでもなお歩き続けた少年。
少年の心が一段と成長し、自分を捨てた母親の事情を理解する準備ができた瞬間だと思った。
主演の男の子の演技が素晴らしかった。とても画になっていた。
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