「Search for Hope」荒野にて Socialjusticeさんの映画レビュー(感想・評価)
Search for Hope
Lean on Pete
荒野にて
アンドリュー・ヘイ監督
父親は息子チャーリー16歳、に対する愛はあるが、自己満足の愛であり、本当のチャーリーの気持ちを理解してあげていない。父親の死後、叔母を探しにオレゴン州ポートランドからコロラド州のデンバーを抜けてワイオミング州のララミーまで、旅を続けてやっと叔母を探しあてる。
ここで、チャーリーが競走馬ピートと荒野を歩きながら会話するシーンが一番好きだった。誰にも自分を出せなかったが、ここで、はじめて自分をさらけ出しているのが、かわいそうに思えた
デンバーの街中で仕事を探しているシーンも、ドラッグやアルコールに手を染めるわけでなく、望みをなくさず前に進む素晴らしかった。やっと、ララミーの図書館について、おばさんのうちに案内されるんだが、ここで受け入れられてもらえるのか半信半疑の戸惑いが手に取るようにわかった。彼の言葉で、高校に通いたい。そして、フットボールができるか叔母に確認するシーンでは思わず、嗚咽してしまった。ポートランドでは高校に通うことができない上、その前に住んでいたワシントン州のスポケンではフットボールの選手だったが、引越しによって中断されてしまったから。
こういう作品は全世界に共通する問題なので、愛を見つけ出すことができて、今までの苦労が報われたね。
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