「居場所のない少年。 病院、警察、そして馬の仕事を教えてくれた師、様...」荒野にて Chiharuさんの映画レビュー(感想・評価)
居場所のない少年。 病院、警察、そして馬の仕事を教えてくれた師、様...
居場所のない少年。
病院、警察、そして馬の仕事を教えてくれた師、様々な大人が差し伸べる手をも振り切る。
その手は振り切るためにあるのか?と思うほどの勢いで。
荒野の中のファンタジーな世界に脇目も振らず、果てしない荒野を突き進む少年の顔は、たくましく一種の気迫を感じる。
少年の求める安らぎは決して欲張りでない。
住宅街の窓からもれるあたたかな食卓の灯りや、記憶の奥に潜む美味しい香り。そんなささやかであたりまえで、心を潤してくれるもの。
心を開くとき、やっと本当の少年の顔が見えてくる。
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