劇場公開日 2018年2月1日

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「犯人探しはテーマではなく」スリー・ビルボード チャンプ23さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0犯人探しはテーマではなく

2018年2月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

監督・#マーティンマクドナー
出演・#フランシスマクドーマンド#ウディハレルソン#サムロックウェル
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アカデミー前に間に合った!
作品賞、主演女優、助演男優2人、脚本、作曲、編集、6部門7ノミネート
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極上の演劇、アメリカ社会風刺、ラストの開かれた未来。

アメリカを、現代を凝縮させた小さな町。主人公を中心に登場人物が入れ替わり立ち代りする様がとても演劇的だった。
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映画のラスト、素晴らしい終わり方でした。
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この映画は犯人探しが目的ではなくて、
同じ目的に向かって"一緒に進みだした"ここでスパッと物語は終わる。
ということはスタートは犯人を捜すという"目的は同じだが敵対"している人々。という人々の構図、アメリカ、世界の構図そのものがテーマ.
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町の内部で分裂していた人々が"外の敵"に向かって共に進みだす.
でも敵は真犯人ではない。殺しに行くのかどうか.
ラストのセリフ素晴らしいですね.
"それは道々考えればいいわ"
これから世界の未来は彼ら、観客の我々全員が決めるんだ、っていう現実の世界に開かれたメッセージ.
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ヘイズに味方してくれたのはどんな人か。ディクソンに優しくしたのは誰だったか。
めちゃくちゃ琴線を揺さぶられた。
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サスペンスながらユーモアもたっぷりで、ドラマチック、人間は単純な善悪に別れておらず、カントリー調の世界は優しくもある、物語に社会風刺全開で115分でまとめる。文句無しの作品でした。
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役者サムロックウェル、素晴らしすぎる。

チャンプ23