蝶の眠りのレビュー・感想・評価
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最近考えが変わりました。
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映画「蝶の眠り」(チョン・ジェウン監督)から。
作品の冒頭「小説家の心変わり」を表現する場面がある。
中山美穂さんが演ずる「女流小説家、松村涼子」さんが、
自身が遺伝性のアルツハイマーに侵されていることを知り、
今まで、小説を書くことで自分自身を隠していたことを認め、
大学生たちの前で、こう講義する。
「最近考えが変わりました。
小説よりも大切なのは自分自身だということです。
皆さんに自分自身を見せたいのです。
これからは小説の後ろに隠れません」と。
ありのままの自分を表現するから、これからの私を見て・・
とばかり、大学講師を始めたり、新作に取り掛かるのだが、
残り少ない人生だからこそ、自分の気持ちに正直に、と思う。
歳を重ねてきた私には、とってもよくわかる気持ちの変化だったし、
それを、みんなに「最近考えが変わりました。」と公言する勇気、
羨ましいな、とメモをした。
簡単そうで難しいのが、不平不満のない今の生活からの脱却。
今までコツコツ築き上げてきた自分との葛藤もある。
邪魔しているのは、中途半端なプライドだということも分かっている。
あとは彼女のように、言い切ってしまうことなのかもなぁ。
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中山美穂×韓国人俳優の共演。
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中山美穂演じるアルツハイマーの女性と韓国人留学生のラブシーンで特に彼女の家でのシーンに共感しました。
最後の2年後のシーンでは森の中で再会して良かったと思います
映像音楽がとても美しい映画
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主人公涼子の生きる女の強さ、チャネの優しさ、愛が溢れた美しい作品でした。音楽も素晴らしいです。
2人が再び出会うラストシーンはぐっときます。
残された時間で何を残せるか?考えさせられました。
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