劇場公開日 2017年10月29日

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「筋が滅茶苦茶、でも全て許せる幻想音楽映画」ワンステップ 君と僕のメロディ resuwisshu311さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0筋が滅茶苦茶、でも全て許せる幻想音楽映画

2023年5月21日
PCから投稿

事故で記憶喪失、自分が誰か分からず、身内から捜索願が出ているわけでもない。そんな彼女を引き取って一緒に暮らし始める姉弟。(手術・入院費用は一体誰が出したのだろう? やはり姉弟か?)
音を聞くと色の幻視が現れ目まいを起こしてしまう「色聴」になってしまい常に防音ヘッドフォン装着。それでもどうにかコンビニバイトはできるという。(身元不明者をよく雇用できたものだ)
しかし、彼女がおぼろげな記憶から口ずさんだメロディがある作曲家の耳に留まり、不思議としか言いようのないシンデレラストーリーが動き始める・・・

まぁ大きい矛盾や細かい齟齬は気にせず、ファンタジーロマン・ミュージックムービーとして私は素直に受容出来ました。
この映画に限らず韓国アーティストのアコースティック&ボーカル系楽曲は結構すんなり入ってきますね。それが個人的に大きな肝となった。
記憶喪失のまま新しいスタートを切るという尻切れトンボ風のエンディングには「えっ!?」という感じでしたが、それもまた悪くない。
エンディングテーマも良かったしね。

若いころ抱いていた夢に少しだけ浸れたような気がしましたよ。

2008--

resuwisshu311