2020のレビュー・感想・評価
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珍奇なファミリードラマ
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テロリストと核爆弾のサスペンスものは多いが本作は地震兵器、作り方次第では手に汗握るサスペンスができるのだが、テロリストが登場するのは冒頭だけ、地震兵器は勝手に掘り進む。
トラックに載る程度の兵器が天変地異を起こせるのも不可解だが米軍の機密兵器らしいというだけで説明が無いから凄さが理解できない。もっとも地震兵器は遥か昔にエジソンのライバルのテスラが提唱したから米国人にはお馴染みなのかもしれませんね。
何故かパリが全滅、エッフェル塔が倒れるのが絵になるからでしょうか、それともフランスが地震兵器等禁止条約を批准しなかったから?、さすがにそれは考えすぎでしょうね。
その後兵器はイェロー・ストーン国立公園を目指して堀り進む、イェロー・ストーンが噴火すればまさに世界は壊滅。この辺はエミリッヒ監督のディザスター大作2012にあやかっているのでしょう、邦題からも察しられますね。
ペンタゴンの御用学者らしい女性の一家がこれを止めようと奔走するが軍部は隠ぺいに必死。
機密暴露に加担するエンジニアも何故かコメディ仕立てなのでサスペンス感は薄くなるばかり。
ディザスターものは家族を絡めて緊迫感をだすものが多いが未曽有の危機の最中に家族の内輪もめを絡めるから醒めるばかり・・。結局、盛り込み過ぎて全てが中途半端になって珍奇なファミリー・ドラマになってしまった、残念。
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