「本職の説得力」パパはわるものチャンピオン にょむさんの映画レビュー(感想・評価)
本職の説得力
近頃のプロレスは知らないけどかつてのプロレスファンとして気になって観に行く
ストーリーは分かりやすく、当時観ていたタイムリーのプロレスを観ているような感覚になる
プロレスは一般人が気軽にできるスポーツではないけど世間に認知されているメジャーなスポーツ
なのにプロレスファンでいた時はいつもマイナーな雰囲気にのまれていた
むしろそうである事が気持ちよく、好きという感情が表に向けられる事なく内側で燃焼していく心地よさがあった
当時まだ子供だったからという事もあるけれど
筋骨隆々の大人がパンツ一丁の裸でどつき合う姿に言葉にならないインパクトを感じ、カッコいいと思った
なんでだろう?
大人になってからプロレスを観た人も、子供の頃にプロレスを観なかったプロレスラーも結局子供を無視できない
点を取り合うのではなく感情にうったえかけてくる
そこに反応出来るのは、大人だとしても子供心がまだあるからだ
それに子供と大人の境界線ってかなりぼんやりしてる
いつのまにか大人になってその時にプロレスを観て何も感じなかったらさみしいねえ
この映画では、お父さんがプロレスラーという事でよりプロレスとの距離が近い
そして時に裏方も見える
そこがドラマパートで面白味のあるところなので、お父さんの葛藤と共に子供視点での感覚も思い出して観てほしいですねえ
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