劇場公開日 2018年9月7日

  • 予告編を見る

「つまらない」泣き虫しょったんの奇跡 critique_0102さんの映画レビュー(感想・評価)

0.5つまらない

2018年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

単純

寝られる

試写会。
そもそもただの試写会こそ悪しきものはない。
新藤和正役の永山絢斗、清又役の新井浩文、そして女流棋士が2名に、監督の豊田利晃が舞台挨拶。新井浩文がそこそこの笑いを誘っていたが、この内容の舞台挨拶に30分は時間をかけすぎる。

映画の内容はどうか。
それよりも、隣に座っているお親子連れが気にかかる。映画の冒頭部分から、ずっとひそひそ話をしているではないか。ああ、忌々しい。

映画の内容はどうか。
?舞台挨拶で話していた内容ほど、キレもなければ山もない。何が面白い?何が感動?

ただひたすらに、失敗者の成功物語に付き合わされる。
小学校時代の恩師の言葉。
松たか子が、教師役をしているとこの後に何かすごいことが(『告白』)待っていると思ったら、ドラえもん年賀状だった。

奨励会内部での愛憎劇。リアルさを追求したのだろうか。かえって陳腐になった。

この映画最大の欠点は、役者自身を使いこなせていないこと。
瀬川晶司役の松田龍平が焦点ボケを起こしている以上に、他の周囲に役者が、ステレオタイプで使われている。だから、どの役者を観てもデジャブ感が満載。

まぁ、つまらないものの代名詞である「文科省特別選定」「東京都推奨映画」ということであれば、あくびしながら時間を過ごすのも悪くないだろう。もちろん、その場合には、試写会のようにお金を払わずにね。

critique_0102