「あきらめない気持ちに共感!」泣き虫しょったんの奇跡 とえさんの映画レビュー(感想・評価)
あきらめない気持ちに共感!
おもしろかったな
「あきらめない気持ち」の大切さを感じた作品
プロ棋士になる道を断たれ、一旦はサラリーマンになり、そこから再度プロ棋士になることを目指した瀬川晶司(愛称:しょったん)棋士の実話
小学生の頃から将棋が好きだったしょったんは、プロ棋士を目指して奨励会に入るが、年齢制限までに勝ち上がることができず、サラリーマンの道へ…
しかし、将棋が好きで指し続けた結果…
「あきらめること」って、すごく心の葛藤が伴うものだけど、とても簡単なこと
その瞬間から努力をやめて、遊びまくれば良い
きっと、それまでがんばったという輝かしい過去を振り返りながら、それなりに生きていくことはできるし、努力もいらないから楽だ
しかし、本当に、そんな人生で良いのかと思う
私が、しょったんを観てて強く思ったのは、
「何があってもあきらめてはいけない」ということだった
年齢制限を過ぎても、サラリーマンになっても
しょったんが将棋を刺し続け、
その姿に周りの人たちの心が動かされたように
「好き」な気持ちを表現し続ければ、きっと誰かの心を動かすことになる
とても印象的だったのは、幼なじみの悠野の
「しょったんの欠点は、勝ちを知らないことだ。
もう勝つことを恐れなくて良いんだよ」という言葉だった
なぜだかわからないけれど、私たちは、あと少しで頂点だ!と思った時に、自分でも気付かないブレーキを踏んでしまうことがある
そして、つかみかけた頂点を逃すことになる
しょったんのことを近くで見ていた悠野は、そんなブレーキは踏まなくて良い、アクセル全開でいけと言ったのだ
その悠野の言葉があって、しょったんもふっきれたものがあったのでは、と思う
そして、そんなしょったんの姿は、夢に向かってがんばっているサラリーマンたちの励みになるに違いない
一旦道を断たれても、サラリーマンになっても、夢をあきらめる必要はないのだ
今は、藤井聡太棋士の人気で、空前の将棋ブームだけど、そんな今だからこそ、将棋の世界の厳しさ、藤井聡太棋士や、名人たちの超人的な強さを知ることができる
夢をあきらめたくない人に観て欲しい作品