「恐怖演出が強い」ゴースト・ブライド KinAさんの映画レビュー(感想・評価)
恐怖演出が強い
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ハロウィンホラー映画オールナイト2本目。
古典的でオーソドックスでセオリー通りなんだけど、音と映像とビジュアルの恐怖演出が過剰なくらい強くて、無駄にビビりまくってしまった…
死者の瞼に目を描いて銀板に写真を撮る風習と死者の復活という禁忌を犯した過去を描いた、冒頭の異様な数分だけでドッと体力を使った。
ナスチャの美貌とセクシーさに目を奪われつつ、ただならぬ雰囲気漂わせる古屋敷に彼女と共にビクビクしてしまう。
骸骨みたいなビジュアルの新しい身体を求める曽祖母ことオルガ、関節バキバキの匍匐前進が怖い。
後半はストーリーもどんどん進み畳み掛ける恐怖の連続でもう怖いやらハラハラするやらで大変だった。
「彼女」の、コォォォーーーーっていうやつ(観れば分かる)とかもうギャグかよって思うんだけど何ぶん映画に引きずりこまれているので怖いし楽しい。
あれ、彼女って結局誰なんだっけ…
思わせぶりなスカしの演出が多いんだけど、BGMのおどろおどろしさが半端なくて分かっていても恐ろしくなってしまう強さがあった。
単に映画館の音がでかすぎるのかもしれないけど。
怖くて楽しかった!
銀板壊した?銀板壊さないと!ってなった最後、オチも期待通り。
今となってはあの白塗りの「彼女」がなんだか愛おしい…
昔っぽい処女信仰的な設定も良いんだけど、あんな学生結婚しちゃうようなナイスバディの美女が処女なわけないじゃん分かるでしょ!
とにかく、嫌な気配を感じたら目を閉じて息を止めようと学べる映画だった。
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