悲しみに、こんにちはのレビュー・感想・評価
全3件を表示
登場する『アナ』の名前から、『ミツバチのささやき』を 良い映画見た
登場人物から、ディエゴ・ベラスケスの『ラスメーニアス』を想像して、母親が生きていた頃のフリダの性格が伺いしれた。
さて、登場する『アナ』の名前から、『ミツバチのささやき』を、この映画はリスペクトしていると感じた。
フリダが何に不満に持っているか。はっきりとわかるセリフが出てくるが、突然飛び出すセリフ。バルセロナに帰ってしまう祖父祖母。わがままを言うが、力づくで、阻止されてしまう。その時。泣かされる。
死ぬ事と、血が出る事を同一視しているフリダ。それも、マルガに質問する。答えを聞いて、彼女はさぞ安心したことだろう。
傑作だと思う。
ポネットを見て、この映画もう一度見てみたい。
ラストシーン最高
完全にネタバレなので、細かくは書きませんが、最後にホッとします。
両親が亡くなった幼いフリダが、母親の妹夫婦に引き取られ、家族になって行くという物語。フリダに対して優しく接する妹夫妻、フリダに懐く一人娘のアナの生活シーンがほとんどだ。
王道ネタだけど、スペインの田舎の風景と、その周りの人達の関係が少しづつ変化して行く様を、優しくのんびりと綴った映画だ。まぁ、見方によっては退屈なのだけど、フリダの振る舞いや、少し達観したような目が、印象に残る。内容は全く違うが、今年の傑作「フロリダ・プロジェクト」と同じような撮り方だ。
子供が子供らしくいられる環境って、大事ですよね。
よかった
主人公の女の子の気持ちがとてもセンシティブに描かれていて切なくなる。親戚里親に預けられて、試し行動的なこともするのだが、なにしろ相手が親戚里親だからけっこうすぐにうざがられてしまう。愛着障害にならないか心配だった。
演出と演技が凄まじく自然で凄かった。ただドラマとして展開があまりなくて退屈した。
4歳くらいの実子の女の子がお父さんといちゃついているのを見せ付けているのが、女を感じさせてぞっとした。
全3件を表示