きらきら眼鏡のレビュー・感想・評価
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自分がどう捉えるか。
この物語は二人の男女の過去、現在の苦悩や葛藤を抱えながらも、前向きに互いを支え合う様を描くもの。
人間、前向きに生きながらもやはりそこには、苦悩や葛藤もあり、それとどう向き合うか、どう捉えるか、
誰もが、自分の中にある「きらきら眼鏡」を持って、自分の幸せを見つけることの大切を問うてるのだと作品を通して、感じました。
ストーリーも泣けるけど、 申し訳ないが、池脇千鶴の劣化には泣ける。...
ストーリーも泣けるけど、
申し訳ないが、池脇千鶴の劣化には泣ける。
あんなに太ってしもうて....
顔がいまだに童顔なのが、せめてもの救いか。
片山萌美の存在意義がよくわからないが、
相変わらず、胸がよいww
【池脇千鶴さんの魅力全開作 ”私ね、きらきら眼鏡、かけることにしてるんです。見たものぜんぶ輝かせる眼鏡”】
今更ながら池脇千鶴の凄さに気づいた作品。深い悲しみを抱えながら、観ていて辛くなるほど無理をして前向きに生きようとする姿が忘れられない。
又、この映画の魅力を増しているのは、矢張り、安藤政信である。この人が出演するシーンで映画が引き締まる。
主演の新人の方のハラハラする演技を(申し訳ない、が率直な感想)、上記二人が支えているといっても過言ではないと思う。
<2018年10月3日 劇場にて鑑賞>
死ぬ側と残される側。
主演の2人は残される側な訳だが、その辛さは計り知れない。でも絶対的に一番辛いのは間違いなく不本意に死ぬ方だ。どんなに当たり前が幸せかに気付いた。自分の悩みが、不満が、イライラが、どんなにちっぽけなことか。あと遅延の時駅員に文句を言うのはやめよう。
設定
映画化されるの知って、小説読んでから、Blu-rayで観ました。
設定変えすぎて、小説の良さがなくなってました。
そもそも、明海くんいる?みたいになってました。
池脇千鶴と安藤政信が良かっただけですね。
本なら読まないジャンル
始まりと終わりの雰囲気が違う。
「きらきら眼鏡って…」って、ちょっと入りづらい世界だな…と思いながら観ていたけど、必要不可欠なものだった。
タイトルに納得。
でも、全体的にあまり抑揚がなくひねりもない内容は苦手ですね。。
池脇千鶴と安藤政信と言うキャストと船橋市民だったので観てみましたが。
発想が良い
まず第一に心に掛けるきらきら眼鏡の発想が良い。身近に起こり得る内容で自分の立場に置き換えながら有意義な時間を過ごすことが出来た。また主役に新人を起用した事がより一層親近感を感じた要因でしょうか。
2019-13
あんまりきらきらしてない⁉
星🌟🌟 タイトルからふわっとした映画かと思ったのですがけっこう重かったです😵なんとなく観客に監督がなにを伝えたいか分かったような気がするのですが主役が新人の男の子でやはり演技はまだまだで上手く伝わってきませんでした 特に一人で演技する場面も多くちょっと可哀想な気もしました… 池脇千鶴や安藤政信は上手にフォローしてましたが… もうちょっと慣れた俳優がやれば分かりやすい作品になってたかも…例えば成田凌とか
きらきら眼鏡をかけるということ
本日、初日舞台挨拶以来2度目の鑑賞をしてきました。
1度目の鑑賞時よりもあかねさんの「きらきら眼鏡をかけていないと壊れちゃいそうなんじゃないか」という危うさを強く感じました。
なので1度目の方が「私もきらきら眼鏡かけよう!」と捉えたのですが、今回は「きらきら眼鏡かけていられる時間を増やしたいたい、だけど壊れるまでずっとかけ続けなくてもいいよね。しんどいときはそれをちゃんと言葉にすることも必要なはず!」みたいな方向に少しシフトした感じがしました。
レビューでお見かけした、主任さんの
「心にシャッター降ろすことに慣れた」
も、確かに書かれていたように心が壊れないための自己防衛策であって、きらきら眼鏡とは対照的ですがそれは決して無責任なのではなく自分の保ち方の選択肢の1つなのだなぁ…と。
裕二さんが明海くんに見せた心の叫びは他界した父が重なって辛い場面でしたが、同時に明海くんの
「裕二さんはずっといる、どこにだっている」
に救われ、裕二さんの、父の、生きたかった今日を大切にしようと改めて思えました。
賛否両論。いや、否定が多数か。
好き嫌いがハッキリする映画です。作った側が見る側を選ぶ・・・そんな映画とも言えます。決して万人受けする映画ではありません。
この映画は、「間」と「表情」を感じて考える(想像する)のを楽しむ映画だと思いました。
ですから、ハリウッド映画のような単純明快かつ派手なストーリーを好む方は見ない方がいいと思います。みんなが喜ぶようなハッピーエンドでもありません。
これは好き嫌いが極端に表れます。
「きらきら眼鏡」という何か軽い感じの映画か?と思いきや、そうではありませんでした。
もっとこう、人間の本性に迫ってくるような「生と死」「善と悪」という大きなメッセージがこめられている映画です。
ドラマチックなストーリーでは決してなく、むしろ平坦な日常が淡々と描かれています。
ラストに主役公2人のありふれたラブストーリーにならなかった事もよかったです。普通そうなんですよね。
映画を見ていて感じたのは、その日常の異常なまでの普遍さを役者の皆様方がそれを感じさせないほど自然に演技をされてたことです。私は途中までこれが映画であることを忘れてしまっているぐらいでした。
W主演のお二人(金井浩人さん・池脇千鶴さん)、それ以外にもたくさん出演していらっしゃた役者さん、とてもすばらしい演技でした。本当に見事。
途中でアドリブだいぶん入ってる?と感じましたが、それがまた楽しかったです。
面白いと思った人には何度見ても面白く、刺さらなかった人には徹底的に面白くない映画です。
私はとても面白く感じました。今年一番、色々な意味で面白いと思えた映画でした。
映画館で見てみて是非を確かめていただきたい映画でした。
私はあと最低1回は映画館で見てみたいと思います!
船橋接待映画で映画(1800円で見るもの)以下
原作のテーマとはズレてると感じる。終わり方が全然違う事で、恋愛小説と言うテーマから離れて説得力のない生死感の押し付けも古本の中の言葉だけで済む程度。あんなにこねくり回して、何が言いたいんだろう?と思える仕上がり。
主人公とヒロインのキャラクターも、そしてきらきら眼鏡を彼らがどうかけるかもその経緯も表現する説得力にかける。また死に直面している登場人物の演出がリアリティーZEROで、彼の生を描くのに説得力もない。演技と言うより監督の演出が稚拙過ぎて、テーマもキャラクターもボヤけると言う駄作。
結局、船橋市民が「あっ、あそこ知ってるー」以外に楽しみ方を確約できるほど上手い表現がされてるとは言えない。
きらきら眼鏡は…
失われてしまったピース。決して取り戻すことの出来ないピース。埋め合わせることの出来ないピース。失われつつあるピース。決して失いたくないピース。その手から、大切なピースがこぼれ落ち、永遠に失われても、その記憶は残るのだ。「あかねさん、今、きらきら眼鏡してますか?」。あかねは答えず、笑ってみせた。もう、きらきら眼鏡は必要ないのだ…と、思った。
池脇千鶴もこういう役を演じるのか、と感嘆
「そこのみ」から「きみはいい子」と全く異なる役柄を演じて、30代になって、観ている者にも池脇さんだったらという思いを抱かせてくれる女優さんになっていますね 内容よりも「池脇さんだから」という思いで鑑賞しました 2人の出会いは、周囲の同僚や友人との関係とは異なる、昇華したところにある関係だと、池脇さんだから共感納得できるように思います モロ師岡さん、いい味でした(10月2日 MOVIX堺にて鑑賞)
遠い劇場まで足を運んだ甲斐あり
この作品を観たいと思ったきっかけは、
NHKのニュースで市民参加型の映画と紹介されたことと、
「きらきら眼鏡」という作品名に、惹かれたこと。
「船橋発全国行」と言うけど、上映される劇場が少なくて(30館)、
観るためには、遠くまで行かなければならない。
もし、がっかりしたらどうしよう、との不安があり。
結果は、大満足。観る価値は、十分ありました。
だから、一人でも多くの人に、この作品を観てもらいたい。
明るい性格で、日常のなにげないことに感動するあかね。
あかねには、余命宣告を受けた恋人「裕二」がいる。
つらい現実を抱えているあかねは、実は、見たもの全部を輝かせる
「きらきら眼鏡」をかけている。
「きらきら眼鏡」なんて魔法の眼鏡は、ないのだから、
これはあかねの人柄・心の持ち様だよね。
だから、観ている方は、池脇千鶴演じるそんなあかねに惹かれていく。
魅了される。
明海は、恋人をなくして三年。でも、まだ完全には立ち直っていない。
ごく普通の街で、あかねと明海が出会い、静かにストーリーが進んでいく。
一時間以上淡々とした展開だったけど、何で飽きないのかなと感じながら観ていた。
むしろもっとこの状態が続いて欲しい、とも思った。
そこが、この作品の魅力のひとつか。
そして、はっとするシーンがラストにかけて、二ヵ所・・・
一つは、病院での明海と裕二のやりとり。
病室のシーンは、暗くならないように映像的に配慮されている。
もう一つは、浜辺での明海とあかねのやりとり。感動する場面。
裕二は、あかねのことを気遣い別れを告げる。
その選択は、双方に良いことはなかった。
こういう状況に陥ったら、大切な人がいなくなるぎりぎりまで二人で
しっかり生きることが、正解なのかな。
大切な人がいなくなるという重たいテーマの作品を鑑賞して、
見えてくる大切なモノ。
明海やあかねのような状況を経験しなくとも、この作品を観ることで、
今をどう生きたらいいのか、時間の大切さ、が見えてくる。
「きらきら眼鏡」は、そんな作品ではないだろうか。
大泣きはしなかったけれど、後半はずっと涙が少しずつこぼれてくるような作品で、
鑑賞した後、青空を見た時のように、とてもさわやかな気持ちになりました。
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