「『家族になる為なら家族をも殺す』」ドント・スクリーム 瀬雨伊府 琴さんの映画レビュー(感想・評価)
『家族になる為なら家族をも殺す』
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自宅にて鑑賞。日本劇場未公開作で原題"Recovery"。スマッシュヒットした某作に肖り、捩っただけの特に意味が無い邦題。80分程度の短い尺。スマホやメッセージアプリ等、今風のアイテムが登場するいかれた一家の物語。サバイバルものではあるがスリラーとしては今一つ。観る者の寛容性が試される理不尽なラスト。IQ130を持ち、黒人女性ばかり六人を監禁・拷問し、“ハンバーガー司祭”と呼ばれたG.ハイドニックによる実話がベースとの触れ込みだが、どこ迄が現実なのか調べる気にもなれない矛盾や破綻を含んだ作品。50/100点。
・一箇所のみ顎が砕けるインパクトのあるゴア描写有。ただカメラワークはもたつき気味で、短い尺乍ら展開もまどろっこしく、歯痒さのみが際立ってしまった。物語の細部を観る迄もなく、プロットホールや綻びがあちこちに散見出来、素材やテーマはユニークだっただけに、もう少し丁寧な作りなら、大化けした可能性が高い。
・鑑賞日:2018年8月25日(土)
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