「67年からの宿題」デトロイト Momokoさんの映画レビュー(感想・評価)
67年からの宿題
女の子の1人が、今は1967年よ‼︎と叫ぶ。
私達は、今は2018年よ‼︎と胸を張って言える?
この映画が作られ、遠い日本で公開されるには、この歳月が必要だったのかもしれない。
しかし、このデトロイトは、今ここと繋がっている。
恐怖、怖れと疑いが、人間を悪魔にする。
この悪魔に既視感がある。どこにでもいる奴だ。
長く痛ましい映画だったが、目を離せない。
素直なもの、幼い、ウブな、純粋な、そんなたわいない日常が、垣間見える。
ドラマチックな演出がない分、心に突き刺さるものがある。
このテーマをこれだけの映画にする脚本、演出、演技に脱帽した。
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