「狂気と情熱、そして魂の救済ドラマ」博士と狂人 シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
狂気と情熱、そして魂の救済ドラマ
メル・ギブソンの新作は、ガッチリした骨太ドラマでした。学歴はないけど天才的な言語学者、軍医でありながら狂気の殺人者と言う二人の主人公のストーリーを並行して描きながら、辞書編纂を縦軸に、博士の狂人への熱い友情、狂人の被害者家族への贖罪を横軸にドラマが展開し、とても見応えがあります。メル・ギブソンの渋い佇まいもいいし、狂人役なのにオーバーアクトにならず、抑制の効いたショーン・ペンの演技も抜群でした。
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