ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷のレビュー・感想・評価
全10件を表示
心霊バトルアクション!!!!!!!
最初はホラーだが後半から心霊バトルアクションに。
最初はちょんとビックリさせにきていて雰囲気も悪くなかったが、後半はバトルに。
ざっくり後半を説明すると
凶悪な幽霊が息子に取り憑いてしまう!なんとかせねば!うぉぉー!
なんかさっきはビックリさせてきた他の幽霊がお礼に「ここに13本釘置いときます」って感じで霊が置いてってくれたぜ!これ持ってお祓いしようとしたが意味無し!霊だけど銃で撃ち殺したるで!
と思ったら、姿が消えた!?ど、どこに撃てば...ハッ声がする!「真実を見るんや...」
何言ってんのか分かんねぇけど、姿を消してた幽霊が急に現れたーーーー!!!
はい撃ち殺しまーーーすドーーーン!!!!
(兄弟も銃に撃たれてその後銃で自殺して、幽霊になって化けた後も銃で撃ち殺されるとか草)
悪霊も追っ払ってめでたしめでたし!
イマイチ
無計画に建築を続けた屋敷ウィンチェスターハウスが舞台。屋敷の中はまさに迷路みたいになっておりホラーにぴったりな環境なのにまるで活かせていません。
主人公は度々幽霊に襲われるが、逃げる訳でもなくこれは幻覚なんだ(主人公は麻薬を吸っています)と、自分に言い聞かせてその場を凌ぎます。…いや、そうじゃないでしょ。最初はそれでいいかもしれませんが、中盤までそのスタイルだと流石に飽きます。屋敷の迷路みたいな構造も絡めてもっと脅かしにきてくれても良かったし、せっかくのハラハラ感を多すぎる会話パートが潰していると思います。
最後の方は、まぁB級映画として観ればまずまずの出来なのかなーと妥協して観てました。怖さは割とマイルドなのでホラーが苦手な人でも安心して観れるのかな?
伝記ならぬ伝奇映画
実話ベースのホラー映画。
一般には、妄執に取り憑かれた未亡人の奇行とされている逸話を逆転させて、奇妙な増築をある種お祓いの儀式として描くという発想は面白かった。
ただ、オスカー女優ヘレン・ミラーを招いてまで制作したにしては少々小振りで凡庸な印象も。
時間も長すぎず短すぎずで、個人的には中々楽しめた。
サラ役が好き。
女婦人サラ役の衣装や女優自体がきれい。
白い髪と喪服が印象的。
屋敷の華美で不可思議な作りも魅力。
幽霊に関しては、ありきたりな演出。
ネタが出尽くしてるし仕方ないと思うけど、そのぶん、シナリオとかほかの部分での描写はもっと丁寧に描いてほしかったかなと。
でも、実際のウィンチェスターハウスの史実などもしっかり関連付けされてて、面白いとは思った。
幽霊の生前の部屋を増築するという考えも、理解できるようなしがたいような、って感じだけど、面白い。
ただ、なんで最後に悪霊退治できたのが、ルビーを殺した銃弾なのか、って点ではよく考察できてないのもあるけど、ちょっとライフルとのこじつけ感があったりして、うーん。
なんかおしいというか、説明できないけど、
もっと、面白くて怖い話になったんじゃないかなと思った。
実録怪異譚 呪いの迷宮屋敷 【ネタバレ無し・長文&駄文注意】
【今回は趣向を変えて某ヒゲの怪談士っぽくレビュー。
ネタバレ無いですがくだらない上に長文注意です】
あれは――……今年の7月初めくらいでしたかねえ……
その日は朝から晴れたり曇ったりを繰り返す変な天気でね、
暑いし湿気もあるし何だかヤーな感じだなぁと思ったのを覚えてますよ、ええ……
その日は休暇を利用して、
名古屋の伏見という所に遊びに出掛けたんです。
あたし、趣味の関係でいろ~んなホラー映画を
観るんですがね、東海地方ではそこぐらいでしか
上映してないホラー映画があったんだ。
それでね……コレ言っちゃっていいのかなあ、いちおう
伏せ字にしますけど、“Fミリオン座”って映画館なんですがね、
あたしたまーに行くんですが、カフェみたいな雰囲気
のある綺麗な良~い映画館でね……ええ……ええ……。
チケットを買って案内に従ってツツツーっと劇場に入った。
ところが入ってすぐに、あれぇ?と不思議に思ったんだ。
劇場内にお客さんが10,20人ほど座ってる、
なのにみんな妙ぉぉに静かなんだ、
時々ヒソヒソ話が聞こえるくらいでね……。
おまけに劇場内の照明もうっすらと暗いし、
どこからともなく冷気も流れてきててね……。
思わずウウウッ!と身震いしちゃって、
おいおいなんだか通夜の席みたいじゃねえか、
なんだか気味が悪いなヤだな~、と思ったんですが、
とにかく座って、じぃーっと様子を伺ってたんです。
そうするうちに照明がひとりでにスゥーッと
音もなく消えてね……もう辺りは真っっ暗ですよ……
そうしていよいよ……映画が始まっちゃったんです……。
...
ああこれ、皆さんもご存知かなあ……
この映画ね、実話が基になってるんです。
ウィンチェスターハウスはカリフォルニア州に
実在する屋敷でね、増築に増築を繰り返して
迷路みたいに複雑になってるおかしな屋敷なんです。
部屋の数160、窓の数1万、暖炉47つ、煙突17本!
ねぇすごいですよねえ……。
二階へ続く階段が天井で塞がれてたり、
戸棚かと思って開いてみたら実は狭ーい通路
だったり、とにかく妙ぉな造りになってるんだ。
ここは第1次世界大戦で多くの兵隊さんが使った
有名な銃・ウィンチェスターライフルを製造した、
ウィリアム・ウィンチェスターさんのご夫人が
建てたお屋敷なんです。
このサラ夫人とウィリアムさんとの間にできた長女は
生後たった1ヶ月で亡くなってしまってね、その後は
ウィリアムの父親が死んで、そして最後には
ウィリアムさんも死んでしまったんですね。
……ねえ、おかしいじゃない、そんな立て続けにね……
残されたサラさんはすっかり怯えちゃってね、
藁にもすがる想いで霊媒士に助言を求めたんです。
そしたらね……
「……奥さん、アンタね、
アンタの周りにはものすごい数の怨霊が憑いてるよ、
アンタのご主人が造った銃で沢山の人が死んだからね、
アンタ、このままだと一族もろとも呪い殺されちゃうよ、
怨霊の魂を鎮めるためにアンタはね、
銃で死んだ人たちのために豪華なお屋敷を建てて、
それを増築し続けなければいけないよ……」
...
そうしてサラさんは巨大な屋敷を建て始めるんですが、
映画はそんなサラさんの精神鑑定を
依頼されるお医者さんが主人公なんですね。
最初はこのお医者さんもサラさんを疑うんですが、
やっぱり屋敷の中がどぉぉにもおかしいんだ……
サラさんの動向を調査するためにお医者さんが、
真っ暗な部屋で扉をソロ~っと覗き込んで、
ジイイ~っと様子を伺ってたらね……ウェッッ!
いきなり扉の隙間からモノスゴい形相をした男の霊が
ヒュッ!と現れてこっちを睨み付けてきたんだ!
男の顔を一目見てあたしはすぐに気付きましたよ、
ああーこの人、この世の者じゃない!ってね……
嘘だと思うじゃない、けどね皆さん、
これ本当なんだ、確かにあたしこの目で見たんだ!
劇場にいた人たちもみぃんな見てるんだから!
それからも屋敷ではいろ~んな怪奇現象が起きましたよ……
釘で封印してる扉がひとりでにスゥーッと開いたと思ったら
そこからバッ!と霊が飛び出してきたりね、
壁から長ぁ~い女の指が耳元にスススーッと伸びてきたりね、
おいおいなんだよこの家は、こわいな~こわいな~、
ウウウ~!と何度も目を閉じそうになりながら、
ナンミョウホウレンゲーキョーナンミョウホウレンゲーキョーと
あたしは必死に唱え続けて見てましたよ、ええ……。
...
ただこの映画、怖いんだけど、非常に良い後味でね……
この世に未練を残して死んだ人の恨み辛みってのは
やっぱり怖いし恐ろしいものですよ、だけどね、
その根底にあるのはやっぱり悲しみや苦しみなんだ。
なかにはとことん怒り狂って手の付けられないような
恐ろしいのもいますけどね、この映画ではそういう
恐ろしい霊の最期さえもやっぱり……
哀れを誘うように描かれていましてね、
あたしもこういう生業をしている以上は幽霊
(の出る映画)と何度も接触しているんですが、
彼らの悲しみや苦しみを理解してあげれば、
必ずしも恐ろしい霊ばかりじゃないんだなーと……
思いましたねえ、ええ……
生者の側も良いドラマがありましてね、
特にサラさんはね、彼女は自分たちの造った銃で
多くの人々が死んでしまったことを心の底から
悔いていてね、悲しい想いを遺して死んだ人々の為に
何ができるかを一心に考えている優しい人なんだ。
と同時に、自分の家族を命懸けで守る覚悟もある。
演じるヘレン・ミレンの妙演もあって、威厳と優しさに
満ちた実に良いキャラクターになっていましたねえ。
その他にも、主人公が過去のトラウマを乗り越えていく姿や、
サラさんの姪が息子を守るために強くなろうと決意する姿
とかも、なかなか胸に響くものがありましたよ、はい。
...
けどね……ああこれ、言っちゃっていいのかなあ……
ホラー映画としての演出はね、いきなりドン!と
幽霊が出て驚かせるだけのパターンが殆どでね、
そこはちょっと残念だったなあ。
いきなり大きな音と怖い顔で驚かせる、いわゆる
“コケオドシ”演出かな、それで怖がらせてばかり
というのは、ホラー映画の演出としてはちょっと
安直過ぎますかねえ
なので観賞後も引き摺る怖さとか、じっとりとした
怖さというのはあまり無くてですね、ドラマ要素が
強い分、恐怖は弱めかなあとも思いましたね、ええ。
逆に言えば、あまり怖すぎずドラマが良いので、
ホラー苦手な方も見易い、とも言えるかもですかね。
しかしね、サラさんはよく描かれてると思うんですが、
主人公のお医者さんの過去や、サラさんの姪とその息子
についてはやや描写不足でね、特に息子さんの方は、
母親や亡父への想いみたいなのをもっと細かく描けば、
もっとシンパシーを感じられるキャラに
なったんじゃないかと、勿体無く思いましたねえ。
...
長々と話してきましたが……あたしの話はここまでになります。
最後までお付き合いいただいてありがとうございました……。
しかしね皆さん……ひとつだけ、どうも不思議なことがあるんだ……。
あたしね、このレビューを7月初めに書き始めたはずなんです。
だけど書き上がってここに投稿したのは、9月17日……。
ね? いくら何でも遅すぎると思うじゃない?
レビュー書くのをサボってでもいない限り、
こんなことにはならないはずなんだ。
けどね皆さん……(苦笑いを浮かべて)
あたしね……ピンと来ちゃった、うん、ピーンと来ちゃった。
これはね……あたしにこのレビューを書かせまいと、
霊が取り憑いていたんですよ……。間違いない、
これはあの映画館で死んだ地縛霊の仕業だったんですよ……!
(嘘ですサボりです伏見ミリオン座さんごめんなさい)
<2018.07.01鑑賞>
創造
実話ではなく、実際にあるものから創作した物語。とても良くできたお話しだった。
実際にあるその家の背景を俺は全くしらないのだが、銃によって死を遂げた霊が集まる場所。
そして、それを生涯かけて供養なのか贖罪なのかを、続ける婦人が主人公。
この婦人の台詞がとても秀逸。いちいち納得してしまう。
実際にあった地震なども組み込まれ、なかなか優れた脚本にも思うのだが…詰まる所、ホラー映画の定番的手法から外れるような事はなかったと思う。
部屋に封印されていた霊達が、軒並み友好的な所から興醒めもしだす。最終的には直接対決とばかりに対峙したりする。
ラストなんかは、その家自体が霊達の墓標かのような扱いだ。
作中のエピソードが、この実在する家にどれくらい影響されてるのかは分からないのだが、音やカットで驚かせるのではなく、ゾッとするようなシュチュエーションというか、後から込み上げてくる恐怖なんてものがあっても良かったのではないかと思う。
ただ…その場合、実際に「家」自体はあるらしいので、文字通り洒落にはならない。
もしくは、逆に、ヤバ過ぎて書けない話しとかもあるかもしれない。
「事実は小説より奇なり」
この言葉を、証明するまたとない題材なのだが…既存の作品との差はあまり感じられはしなかった。
異質な家の構造も、あまり恐怖を煽ってもくれなかった。序盤から好奇心旺盛な医師にもちょいとツッコミたくなる。
その家を増築するに至る元凶や経緯、または増築し始めた狂気や心理をもっと丁寧に描いてれば違ったのかとも思う。
が…。
その詳細を検索してみるかと気楽に思えないくらいは怖かった。
中途半端な「家ホラー」
家を増築し続けることで霊を鎮めようとする老婦人とその姪家族、そして老婦人の精神状態を鑑定する医師が恐怖に直面するホラー映画。
この作品は洋画では死霊館、邦画では呪怨に代表されるように「家ホラー」に分類される。家ホラーはジャンルの一つで、呪いが集う場として馴染みがあるし、個人的に作品の質は安定しているように感じる。
ただ、結論から言うと、この作品は物足りない。
なぜ物足りないのか―。
それはこの映画を否定してしまうようだが、舞台があまりに広すぎるからだ。
家ホラーの良いところは、家の中のどこに恐怖現象が起こるのか、そして根源がどこなのか楽しむ点だと思う。
そしてそれが例えば玄関からどの位置なのか、リビングからどの位置なのか観客が理解し、没入することでより効果的になると感じている。
この映画も怪奇現象が起こるポイントはあるのだが、いかんせん屋敷が広すぎてその部屋が屋敷でいうとどの辺に位置しているのかがよく分からない。
だからシーンがそれぞれ分断されているような印象を受けてしまい、家ホラーの魅力が半減しているようだった。
また、先に挙げた登場人物にそれぞれ焦点を当てようとして、物語が中途半端な印象を受ける。
例えば死霊館は、あくまでも呪いの家に住んでいるのは大家族という一つのカテゴリーなので、話はまとまっている。
ところがこの映画ではサブに位置する姪家族の不安なり苦悩なりが後半につれて少しずつ描かれているが、「どうなるの?」というような好奇心を抱くまではいかない。
実話を基にしたということで非常に楽しみにしていたが、はっきり言って期待外れで残念だった。
とばっちり
霊媒師にまやかされた家主が霊から身を隠す部屋を作る為に38年間増築を続けた実在するウィンチェスター家の屋敷を舞台にした話。
ウィンチェスター社から家主の精神鑑定を依頼されて訪れたジャンキー医師が不可解な出来事に巻き込まれて行く…んだけど、霊の怖さやドロドロ感はほぼ無し。
突然の大きな音と画面転換での驚かし一辺倒だし、更にはそういう場面でもないのに突然の大音量を頻発するもんだから驚きも失せていく。
有りがちながっかりホラーという感じかな。
ところで…銃に対する怨みでこの終わり方は…AGAIN??うーん??
ホラー界のトニー・スターク
サラおばちゃんの活躍が見れるのはウィンチェスターハウスだけ!
いや蓋を開けてみたらゴーストバスターおばあちゃん(富裕層)でめっちゃ斬新でしたね!
そんなに怖くないけど舞台にめちゃくちゃお金罹っていて贅沢なホラー映画でした。
全10件を表示