劇場公開日 2018年6月1日

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「【”すぐ、直してやるから、といつも兄は幼き僕に言った・・。”今作は、良く撮ったなという壮絶なラリーシーンの数々(含む、クラッシュシーン)と、メカニック魂の凄さを描いた邦画ラリー映画の逸品である。】」OVER DRIVE NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”すぐ、直してやるから、といつも兄は幼き僕に言った・・。”今作は、良く撮ったなという壮絶なラリーシーンの数々(含む、クラッシュシーン)と、メカニック魂の凄さを描いた邦画ラリー映画の逸品である。】

2024年1月10日
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鑑賞方法:VOD

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■世界ラリー選手権の登竜門として若いドライバーたちが争う国内のセイコーカップラリーシリーズ。
 スピカレーシングファクトリーの天才ドライバーの檜山直純(新田真剣佑)は、メカニックの兄・篤洋(東出昌大)の助言も聞かず、無茶な走りを続け、2人は衝突を繰り返していた。
 だが、二人はお互いに想っていた幼馴染の今は亡きひなに対する、或る切ない思いを抱えていたのである。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・今作が優れているのは、ラリーシーンの激しさ(数々のクラッシュシーンは、特撮か?。)と共に、多くのカーレーシング映画では余りキチンと描かれない、チームを支えるメカニック陣の奮闘が描かれている点である。

・東出昌大演じるメカニック陣を引っ張る篤洋が、7年掛けてサスペンションを開発したと語るシーンや、直純が駆るマシンが走行中にコースアウトして、湖に落ちるシーン。
ー 普通は、電気系統がヤラレル為、修理は不可能である。これは、どの車も同じである。だが、篤洋達メカニック陣は車の全部品を外し、ボデーだけにする。
  そして、ワイヤーハーネスを手作業で再び繋ぎ合わせ(信じられない!)、板金補修を行い、奇跡的に生きていたコレマタ篤洋が開発したターボチャージャーを搭載したエンジンを装着するのである。 僅か、一晩で・・。-

・そして、全員が見守る中、篤洋は何度もエンジンを掛け続け、漸くターボチャージャーエンジンが唸りを上げるシーンは、可なり盛り上がる。
ー このシーンは、国内自動車メーカーの○○○の技術陣がサポートしたのかな・・。-

・そして、見事に一位でフィニッシュした直純のラリーカー。
ー 二人の確執は、ひなが篤洋に恋していた事を知りつつ、直純が”或る嘘”をついた事。そして、ひながボストンへ留学した際に銃乱射事件で亡くなっていた事を直純が深く悔いていた事に端を発するのであるが、二人は強い絆でセイコーカップラリーシリーズを制した事で幼き時にように自転車で坂道を下るのである。-

<今作は、気になっていた映画で、しっかりフライヤーも取ってあった作品である。理由は嫌らしいので書かないが・・。
 今作は、車好きで、メカニックにも興味のある方には、満足出来るのではないかなと思った邦画レーシング映画の逸品である。>

NOBU
CBさんのコメント
2024年1月10日

かっこいい映画でした

CB