心のカルテのレビュー・感想・評価
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生きる意味
「生きる意味は何なのか」を探しても答えはない。
偶然起こってしまった悲劇の責任は誰にもない。
もっとこうしなくちゃ、自分が変わらないとと追い詰める。
自分を追い詰めた結果、自分は死に向かっていた。
生きる意味は決まっているものじゃない。
自分がどうやって生きたいかは自分が決めるもの。
誰かに与えられるものではない。
主人公の場合、実母からの「承認」と、先生からの「厳しい激励」があったからこそ、生きていくことを決意することができた。(軽率な言葉を使えば、ウジウジぐるぐる巡っていた想いが吹っ切れた。)
周りに自分を見てくれている人が何人もいることを自覚し、自分を客観的に見ることができるようになった時、
自分で自分を大切にすること(生きること)を選べた
という話だろうか。
キアヌの自由奔放そうな先生の言葉がグサグサと刺さった。
カレン・カーペンター
自分にとってのグーグークラスターはなんだろう
複雑な家庭背景と摂食障害を抱えるエレンが、摂食障害を抱える人々のためのグループホーム「門出のいえ」に入所し、生きることに向き合っていく物語。
ダメ人間だから 立ち直らせてよとエレンは言う
人の助けをあてにするな 自立せよと医師は言う
僕はもう終わりなのに 見捨てるのかと 彼は言う
みんな本当に自分勝手だと思う
でもそれでいいとも思う
みんなそれぞれが自分が生きるのに必死なんだから
それは母も同じ
今あなたが ここで何を欲しがっているのかがわかる
ミルクをあげるというのは本来そういうことだ
でも母にはそれがわからない
仕方がない
それが現実なのだから
そしてエレンはそれを受け入れた
受け入れるしかない
生きるというのはそういうことでもある
死んだら 殺すから と妹は言った
姉のために 姉を想って 妹はそう言った
自分は今 誰のために話をしているのか 忘れないようにしたい
オススメはしない方がいいかな〜
拒食症の女の子の話
勇気をくれる作品!!キアヌもいい~!!
しがらみなしの自由な演出ができて、攻める作品が多いNETFLIXオリジナル映画。
拒食障害の女の子を演じたリリー・コリンズの役作りには女優魂といえるすごさを感じました。骨筋がはっきり見えるほど皮と骨だけの女の子の状態で見事に演じ、食べては出しというようなこの障害のつらさを実感できたし、1人で悩みを抱え込もうとしないで、グループみんなで支え合って、つらいこともあるけど頑張ろうとする姿には勇気をもらいました。
この、グループホームを運営するベッカム先生を演じるキアヌ・リーブスも素晴らしかったです。まさにDoctorキアヌ!!グループみんなでとある場所へ出かけるシーンがあるのですが、そこでのベッカム先生のセリフも良かったですが、光と水の演出シーンはキレイでお気に入りのシーンですので、ご注目を。
障害を抱えている人や、抱えていなくても、ストレスや悩みを持っている人には勇気をくれる作品だと思います。
未知の世界
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