「拒食症とは」心のカルテ soleilヾ(´ε`○)さんの映画レビュー(感想・評価)
拒食症とは
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拒食症のグループケアホームに入所して同じ症状の子達と暮らすんだけど、離婚した母親は親友とレズビアンカップルとして暮らし、今は再婚相手の義母とその娘と暮らしていたけど世間体も無視してまともに心配してくれるのは娘(妹)だけ。
結局明確な拒食症の理由は描かれてなかったけど、そういうものなのかもしれないな。自分にもわからないけど、積み重なった我慢やストレスが声となって自分を追い詰める。
運良く妊娠(行きずりの男とだからいいのかどうか…)したホームメイトも産みたいと言いつつ、下剤を飲んでたし逃れられない地獄と付き合い続けるんだろうな。
最後は実母にライスミルクの授乳されたり、馬鹿げてると思える行動も必要な行為だったりするのね。大事にしている、されている、という実感は誰にでも必要な感情。
ラストは岩場で水分も取らず寝て自殺しようと思ったけど、骨と皮だけで死んだ自分をほどほどに(いや、それでもスレンダーだけどよ)なってほどよくメイクもしてる自分が見下ろすって夢を見て「あれ?生きてるじゃん。」ってなって「そか、簡単には死ねないのか」と思ったのか「神のご加護」と思ったのかはわからないが、最後はホームに戻って拒食症が治りそうな予感をさせる感じで終わってよかった。
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