西遊記2 妖怪の逆襲のレビュー・感想・評価
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チープなのか豪華なのかよくわからん
作品全体に漂う濃厚なB級感。
笑いのパターンは日本人向けではなく、面白くないはずなのに笑ってしまう。
CGと吹き替えの声優陣は豪華。
あと最後のシメはやはりGメン75。
良いよ!いい!
マチャアキ西遊記のイメージは捨ててから見てください。なんだったら諸星大二郎の西遊妖猿伝を読んでから見るとどっぷり満足できるかも。
何はともあれチャウシンチーなわけですから、あんまり深刻に息つめて見る映画じゃありません(いい意味で)。
こんな続編いらない。どうしたチャウ・シンチ―!
チャウ・シンチー監督といえば、「少林サッカー」(2002)や「カンフー・ハッスル」(2005)など、ワイヤーアクションをはじめとするVFXを駆使したコメディで有名。そのシンチー監督の「西遊記~はじまりのはじまり~」(2014)の続編にあたる。今回、チャウ・シンチ―は製作・脚本にまわり、監督にはやはり香港映画の大御所ツイ・ハークが務めている。
原作としての「西遊記」は、究極のパブリックドメインのひとつといってもいい。日本人がイメージする「西遊記」は三蔵法師が女性になってしまうが、もちろん本来は違う。映画・小説・演劇・マンガ・アニメ・美術・音楽・ビデオゲーム、あらゆる芸術作品のモチーフになっているのは、ヨーロッパの"アーサー王伝説"に類似していて、史実でもなければ、作者不詳ゆえに創作の自由度は無限大である。
チャウ・シンチー版の三蔵法師は、"妖怪ハンター"である。その突飛な設定は承前で、孫悟空、沙悟浄、猪八戒の奇抜なデザインは衝撃的だ。それがVFXを駆使した、いわゆるシンチーアクションでコミカルに活躍する。
しかし前作でその衝撃を受けてしまったので、拍子抜けするほど普通の続編である。中国本土で特大ヒットしたのは、"続きが観たい"というラブコールを受けて作られただけの気がする。
前作を観ないで本作を楽しめるかというと、継続している設定があるので観るなら予習は必須だが、前作のほうが格段におもしろい。
もっと新しい展開があるかと思ったが、何にもない。ボスキャラが弱すぎるのが難点だ。もっと孫悟空が苦戦しないと面白くない。これならお馴染みの有名キャラクターである"牛魔王"や"金角大王・銀角大王"を観たかった(シリーズが続きそうだから、温存しているのか)。
エンドロール後に「アベンジャーズ」(2012)ばりのサービスカットがあるが、こちらも続編予告ではなく、ホントにオマケである。
(2017/9/8 /TOHOシネマズ六本木/ビスタ/吹替翻訳:税田春介)
法師と悟空中心のはなしゆえ…
猪八戒、沙悟浄加えたチームの活躍がもっと見たかったけど話の流れ上仕方がないか。
夏目雅子の法師様の威厳に慣れているから相変わらずこちらの上下関係が違和感あったりするけどカラフルな妖怪たちと景色は手作り感たっぷりで見ていて楽しい。
けど、中国産ファンタジー作品ってなんだか全体的に雑…。
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